国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
化学工学Ⅰ
Chemical Engineering I
担 当 教 官 小林 靖和
学年、学科等 3年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 31 時間)
授業の目標と概要
化学装置を設計、制御するための基礎となる「物質収支」と「物質移動」の考え方や式の立て方を理解する。
カリキュラムにおける位置づけ
化学反応、生物反応を起こさせるための「場」を設計する場合の基礎的な考え方を学ぶ科目として位置づけられる。
授業の内容 時間
1.化学工学とは何か 2
  授業のガイダンス,化学工学という授業の目標
2.次元と単位/次元と単位の違いを学ぶ 2
  すべての量は次元を持ち,数値と単位で表現されること,次元解析と単位換算について理解する.
3.物質収支のとり方/手がかり物質と計算手順の定め方を学ぶ 2
  連続と回分,定常状態などの化学工学の基本的な概念と用語の理解.物質収支式をたてる.
4.物質収支の計算/物質収支の計算になれる 2
  反応のある場合とない場合
5.エネルギー収支のとり方/熱力学の計算を学ぶ 4
  エネルギー保存則,生成熱と反応熱
後期中間試験 0.5
6.流体流動の特徴/層流と乱流、ニュートン流体について学ぶ 4
7.流体流動の式による解析/層流の速度分布式を導く 2
8.流体流動における摩擦係数/摩擦係数の考え方について学ぶ 2
9.流体を輸送するための理論/機械的エネルギー収支式、ベルヌイの式について学ぶ 6
10.流体輸送に関する計算/基礎的な演習で理解を深める 4
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
教科書
橋本健治著:ベーシック化学工学 化学同人
補助教科書
橋本健治,荻野文丸編:現代化学工学 産業図書
履修上の注意
計算演習を行うので電卓を持参する
評価基準
教科書レベルの問題で60点以上取る
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-4,C-6
JABEE
(c)(d)(h)