国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
コンピュータグラフィックス
Computer Graphics
担 当 教 官 奈尾 信英
学年、学科等 5年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
CGは,コンピュータ内に保存されている3次元図形モデルを画像情報に変換して表現する技術である。広義の意味
では,コンピュータシステムに図形・画像を入力して,さまざまな処理をほどこし,人間の目に見える形に可視化す
るものである。本講義では,情報処理に関する基礎知識を習得していることを前提にし,さらにCGに関する知識を
培うことを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
授業の内容 時間
1.ガイダンス            講義の進め方や評価方法/CGの社会的役割 1
2.グラフィックスの基礎       表現ツールとしてのCG/CGと画像処理 2
3.座標変換[1]          CGにおける2次元座標変換 2
4.座標変換[2]          CGにおける3次元座標変換 2
5.人間による空間の知覚       視覚の特性(眼の構造・視野・見えの3次元) 2
6.投影法理論[1]         空間のディスプレイ表現[1] 2
7.投影法理論[2]         空間のディスプレイ表現[2] 2
8.投影法理論[3]         空間のディスプレイ表現[3] 2
9.モデリング            形状モデルと形状表現法 2
10.レンダリング[1]       陰線・隠面消去,シェーディング影付け 2
11.レンダリング[2]       影付け(シャドウイング) 2
12.レンダリング[3]       テクスチャマッピング 2
13.CGアニメーション       CGによるアニメーションの技法 2
14.画像処理            デジタル画像の表現方法と色彩表現 2
15.イメージベーストレンダリング  パノラマ,ビューモーフィングなど 2
前期末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
『コンピュータグラフィックス』,CG-ARTS協会
補助教科書
履修上の注意
CGの基礎知識を身につけるには,3次元空間中の対象物を2次元平面のディスプレイに投影する技術の習得が不可欠である。そのため,講義中に4題程度の小演習を行うので,直線定規(あるいは三角定規)を用意しておくこと。
評価基準
CG技術における今後の可能性と問題点を両面から理解し,日本における産業技術開発に貢献できうる技術者としての学識を身につける。
評価法
定期試験60%,レポートなど20%,小演習の提出状況20%
学習・教育目標 東京高専
D-5
JABEE
(e)