授業の目標と概要 |
符号理論は,情報理論の一分野であり,高速で大容量の情報通信技術を支える基礎理論である。符号理論は,データ |
を正確にできるだけ早い速度で送受信するための理論であるシャノンの通信路符号化定理に基づいている。本科目で |
は,数学的な基礎に加え,具体的な符号化法について学び,手を動かして符号化・復号化の操作をできることを目標 |
としている。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
4年次の「情報数学Ⅱ」で学んだ代数系の理論,および5年前期の「情報理論」で学んだ情報源符号化の理論を良く |
復習しておくこと。 |
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1.線形代数と線形符号 |
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1.1 線形代数の復習と線形符号 |
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1.2 線形符号の特徴 |
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1.3 線形符号の最小距離と誤り訂正能力 |
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1.4 シンドローム復号法 |
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1.5 符号の重み分布 |
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2.代数系と有限体の理論 |
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2.1 代数系の復習 |
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2.2 有限体の性質 |
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3.リード・ソロモン符号 |
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3.1 リード・ソロモン符号 |
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3.2 RS符号の生成行列とパリティ検査行列 |
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3.3 RS符号の復号法 |
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4.その他の誤り訂正符号 |
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5.まとめ |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
原則として授業の最後に演習問題を行なう。 演習の解答は提出を求めるので,毎回A4のレポート用紙を用意すること。
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評価基準 |
各種の符号に関する数学的な基礎を理解し,実際に符号化・復号化の処理を手で操作できるようになる。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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