国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
パワーエレクトロニクス
Power Electronics
担 当 教 官 綾野 秀樹
学年、学科等 5年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
電源が供給する電力の形態(直流電圧の大きさ、交流電圧の大きさ・周波数など)を、回路の高速切り替えによっ
て、別の形態に変換する必要性と技術を学習する。具体的な変換内容としては、直流の電圧、交流の電圧、交流の周
波数、直流と交流の相互変換、をとりあげる。また、回路の高速切り替えに使用される、半導体スイッチング素子に
ついて学習する。
カリキュラムにおける位置づけ
直流電源や正弦波交流電源を、半導体素子によって電子回路的に制御する技術を扱う。したがって、電気回路Ⅰ,Ⅱ、
電子回路の学習が前提になる。また、スイッチング直後の回路動作は過渡的な現象を伴うので、過渡現象の理解も前
提となる。パワーエレクトロニクスは、モータ等の制御につながる技術である。
授業の内容 時間
1.電力変換の必要性:パワーエレクトロニクス技術が必要とされる理由 2
2.半導体スイッチング素子:高速スイッチとしての半導体スイッチング素子の特性 4
3.半導体スイッチング回路:半導体素子をスイッチとして使用するための回路例 4
4.交流から直流への変換:整流回路 4
前期中間試験 1
5.直流から交流への変換:インバータ 4
6.交流の周波数変換:AC-DC-AC 変換 2
7. 直流の電圧制御:降圧チョッパ、昇圧チョッパ 4
8. パワーエレクトロニクスの応用:実例を解説 4
前期末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
書名:パワーエレクトロニクス、著者:江間敏・高橋勲、発行所:コロナ社
補助教科書
履修上の注意
電気回路、電子回路を復習しておくことが必要。授業中においても計算が必要になる。電卓を準備しておくことが必要。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
教科書レベルの問題で60点以上をとること。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)