国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
政治・経済
担 当 教 官 浅野 敬一
学年、学科等 2年 一般教育科(人文系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
社会人として必要とされる政治と経済の基礎知識及び関係する分析力の基礎を目標とする。年間の授業のうち、前期
に政治分野、後期に経済分野を扱う。また、政治や経済を学ぶ最良の教材は、意識の高い日常生活である。最低限、
毎日ニュースに接し、疑問点を調べ、考え、人と議論する習慣を身につけてほしい。
カリキュラムにおける位置づけ
1年生における倫理思想をもとに、主要な社会システムといえる政治と経済について学ぶことになる。また、同時に開
講される日本史の知識も必要となる。さらに、経済分野では数学的な思考も要求される。微分や積分の目的(何が分
かるのか)を理解しておくこと。
授業の内容 時間
0.授業をはじめるにあたって 1
 履修上の注意等を説明する。
1.民主政治の基本原理 4
 近代民主政治の意義と形成過程を理解する。
2.日本国憲法と民主政治 6
 日本国憲法の基本的性格を三大基本原則を中心に理解する。
3.日本の政治制度 4
 日本における国会、内閣及び裁判所の機能や構成について理解する。また、地方自治についても概観す
る。
前期中間試験 0.5
4.現代日本の政治 4
 現代の政治について、政党の役割、選挙制度のあり方及びマスコミやインターネットとの関係を中心に考
える。
6
5.現代の国際政治
 現代の国際政治について、形成過程と現状を理解する。また、国際政治の問題に、日本としてどのように
対処すべきか考察する。 4
夏季休業:レポート等の課題(政治分野が中心)を出す予定である。日頃から新聞等を読み、テーマを考え
ておくこと。
前期末試験 1
1.経済社会の変化 1
 資本主義経済の特徴と変化を考える。
2.国民経済の主体と相互関係 2
 経済を構成する経済主体を理解する。
3、市場の機能と限界 10
 市場の有する需給調整機能(ミクロ経済)の基本を限界を含めて理解する。
冬季休業:レポート等の課題(経済分野が中心)を出す予定である。日頃からできるだけ多くの経済ニュー 2

(続き)
教科目名
政治・経済
授業の内容 時間
スに接して欲しい。
後期中間試験 0.5
4.物価の動き 3
 インフレとデフレの問題を考える。
5.国民所得と経済成長 4
 GDPや経済成長等、国民経済(マクロ経済)に関する基本事項を理解する。
6.財政の仕組みと租税 2
 経済活動における政府の役割を税の問題を含めて考える。
7.貨幣と金融の仕組み 2
 資金の融通や信用創造の仕組みを中央銀行としての日銀の役割を含めて考える。
8.国際経済の変化と日本 2
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
『詳説 政治・経済』山川出版社。
補助教科書
履修上の注意
配布されるレジュメ等をもとに、詳細にノートを作成し、授業の内容を自らの言葉でまとめていくことが求められる(単に黒板を写すのではない)。また、課題やレポート等は確実に提出すること。提出期限に向けた準備等、自身をマネジメントできることも重要な学習である。
評価基準
政治や経済に関する基礎的事項を理解していること。適切な情報を用いてレポート等を作成できること。ディスカッション等で自分の考えを説明できること。
評価法
定期試験80%,課題・小テスト等20%
学習・教育目標 東京高専
D-3
JABEE
(g)