国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
無線工学及び電波法
Radio Engineering and Radio Law
担 当 教 官 小池 清之
学年、学科等 5年 電子工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
本講座は無線通信システムの基本的な理解を目標に授業を進め、無線機器の知識と造詣を深める。また、無線従事者
資格認定に必要な科目である電波法について解説する。
カリキュラムにおける位置づけ
これまでに習得した電子工学の基礎を前提として、無線従事者に必要な無線工学の知識へと発展させる。また,実務
の世界では,専門工学の知識のみならず、専門に関連する法令についても習得しなければならないということを理解
させ
る。
授業の内容 時間
1.電波法の概要・無線局の免許 / 電波法の用語の定義、電波法の目的、無線局の開設、免許の欠格事由 2
              、免許手続きについて学ぶ。
2.無線設備・無線従事者 / 電波の型式、送信設備の一般的条件、無線設備の操作、無線従事者の資格等 2
              について学ぶ。
3.無線局の運用・書類・監督・罰則・雑則 / 目的外使用の禁止、混信の防止、秘密の保護、備え付けを 2
                      要する業務書類、電波法に規定されている罰則等について
                      学ぶ。
4.無線工学の基礎 / 無線工学の基礎を理解する。 3
5.基本的な変調・復調理論 / 変調・復調理論の基礎を理解する。 3
前期中間試験 0.5
【無線電話装置、レーダ、衛星通信装置などの無線機器の構造、機能、保守及び運用】6~12 (11を除く) 3
6.多重通信システム / 多重通信方式について理解する。
3
7.送受信装置 / 送受信装置の基本構成を理解する。
3
8.中継方式 / 中継方式の構成と特徴について理解する。
2
9.レーダ / レーダの基本構成について理解する。
2
10.アンテナ / 周波数帯の分類・アンテナの基礎を理解する。
2
11.電波伝搬 / 電波伝搬の基礎について理解する。
2
12.測定 / 基本電気計測・無線機器に関する測定について理解する。
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
   

(続き)
教科目名
無線工学及び電波法
Radio Engineering and Radio Law
教科書
一陸特「無線工学」およびプリント配布
補助教科書
履修上の注意
事前に電子回路、電磁気学の基礎を復習しておくこと。
授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
評価基準
無線機器の基礎である送受信機の基礎と変調方式の基礎が理解できていること。電波利用に関する規則の理解を深め、無線技士として必要な知識の習得が得られていること。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
A-2
JABEE
(a)(b)