国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
物質工学実験ⅢB
Experiment of Chemical Science and Engineering 3B
担 当 教 官 北折典之、土屋賢一、中野雅之
学年、学科等 4年 物質工学科 実験
単位数 期間 必修 3 単位 前期 12(4半期) (合計 90 時間)
授業の目標と概要
化学実験の基本的な単位操作を確実に行い、精度の高いデータを再現性良く得られるようになること。また、実験レ
ポートの作成においては、実験データをわかりやすくまとめる技量と、根拠を明確に示しながら論理的に考察する能
力を身につけることを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
2年生「物質工学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」で基本的な実験単位操作を学び、3年生「物質工学実験Ⅰ・Ⅱ」では、専門化学
(座学)の講義内容に基づいた基礎実験を行い、実験スキルの向上をと専門化学の理解を深めた。本科目では、2年
生、3年生で培われた実験結果をまとめる能力を活かして、根拠を明確に示しながら論理的に考察する力を培う科目
と位置づけている。
授業の内容
1.ガイダンス(安全講習、評価方法、実験の心得等説)
2.以下の実験テーマを行う。
 ・無機化学実験
 以下の3つの実験かの内、2つの実験テーマにつて行う。
 実験1 錯体の合成と可視光スペクトルの測定
 実験2 硫酸の電気分解を利用したH2O2の合成とH2O2の活性化エネルギーの測定
 実験3 亜鉛フェライトの作製とその定性分析
 ・環境化学実験
 実験1 アルテミア急性遊泳阻害試験を利用したバイオアッセイ
 実験2 活性炭によるメチレンブルーの吸着除去
 実験3 水中の有機リン系農薬の分析と処理
 
 ・量子化学実験
 実験1 水素原子の電子軌道
 実験2 高温超伝導
 
3.発表会(各自、1テーマの実験についてパワーポイントを使用し発表する。)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
東京工業高等専門学校物質工学科物質工学実験ⅢB担当者作成実験テキスト
補助教科書
2年生、3年生および4年生の化学系専門書
履修上の注意
実験計画書(実験の目的、理論、装置および方法)を実験開始までに提出すること。実験開始前に教員が実験の説明をするので、その指示に従って実験を行うこと。
評価基準
レポート等で評価(レポートが一通でも未提出の場合は不合格)。詳細は実験テキストに記載。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
B-2,C-1,C-3,C-4,C-6,C-7,C-8
JABEE
(c)(d)(f)