教科目名
物質工学実験ⅢA
Experiment of Chemical Science and Engineering IIIA
担 当 教 官
:
高橋三男、石井宏幸、町田茂、中野雅之
学年、学科等
:
4年
物質工学科
実験
単位数 期間
:
必修
3 単位
前期
週6時間
(合計 90 時間)
授業の目標と概要
化学実験の基本的な単位操作を確実に行い、精度の高いデータを再現性良く得られるようになること。また、実験レ
ポートの作成においては、実験データをわかりやすくまとめる技量と、根拠を明確に示しながら論理的に考察する能
力を身につけることを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
2年生「物質工学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」で基本的な実験単位操作を学び、3年生「物質工学実験Ⅰ・Ⅱ」では、専門化学
(座学)の講義内容に基づいた基礎実験を行い、実験スキルの向上をと専門化学の理解を深めた。本科目は、2年
生、3年生で培われた実験結果をまとめる能力を活かして、根拠を明確に示しながら論理的に考察する力を培う科目
と位置づけられている。
授業の内容
物質工学実験ⅢAでは、物理化学、化学工学、有機化学の3分野の実験を行う。
ひとつの分野に取り組む時間は5回(週6時間で5週)である。
学生は3班にわかれてローテーションする。
【物理化学】
実験テーマ
1.反応速度
2.電位
3.蒸気圧
1回目:実験講義
2回目:実験
3回目:実験
4回目:実験
【化学工学】
実験テーマ
1.流動実験
2.伝熱実験
1回目:実験講義
2回目:実験
3回目:実験
4回目:実験
【有機化学実験】
実験テーマ
1.アルドール縮合によるジベンザルアセトンの合成
1回目:講義(安全上の注意、環境への配慮、実験操作、事前レポート作成)
2回目:実験(反応、ガラスフィルターによる減圧ろ過、恒量操作)
3回目:実験(再結晶、ブフナー漏斗による減圧ろ過、恒量操作)
4回目:実験(核磁気共鳴スペクトル測定、赤外吸収スペクトル測定)
(続き)
教科目名
物質工学実験ⅢA
Experiment of Chemical Science and Engineering IIIA
授業の内容
教科書
分野毎に実験テキストやプリントを配布
補助教科書
物理化学実験法(後藤廉平編 共立全書)、有機化学概説(マクマリー 東京化学同人)
履修上の注意
実験講義のときに履修上の注意等を講義する。安全に十分に気をつけ、環境保全の意識を持って実験に取り組むこと。レポートの提出期限を厳守すること。
評価基準
精度の高い実験を行い、実験結果を根拠を明確に示しながら考察しているかをレポートにより評価する。3分野の平均点が40点~59点の学生に対しては再実験を課す。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標
東京高専
B-2,C-4,C-6,C-7,C-8
JABEE
(c)(d)(f)