国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
合成化学
Synthetic Chemistry
担 当 教 官 梶山 和政
学年、学科等 4年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
目標 有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱで学んだ各反応と有機化合物の諸性質の知識を基礎として、目的とする化合物を合成
するための方法論を系統的に理解する。
概要 有機合成の基本反応形式と反応試薬を体系的に理解できるよう解説し、基本概念を理解できるようにすると共
に、有機電子論に基づく反応機構も含めた考察が出来るようにする。
カリキュラムにおける位置づけ
有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱと関連
授業の内容 時間
1有機化学反応
  有機反応の分類 1
  有機電子論 3
  反応性を支配する因子 2
2炭素-炭素結合形成反応1:有機金属化合物
  有機リチウム試薬、Grignard 試薬 2
  有機胴試薬、有機亜鉛試薬 1
3炭素-炭素結合形成反応2:エノラートイオン
  交差アルドール反応 2
  交差 Claisen 縮合 2
後期中間試験 1
  分子内縮合 1
  リチウムエノラート 1
4炭素-炭素結合形成反応3:ペリ環状反応
  Diels-Alder 反応 1
  シグマトロピー転位 1
  電子環状反応 1
5 炭素ー炭素結合形成反応4:ラジカル反応
 ピナコール反応 1
 アシロイン縮合 1
6炭素-炭素結合形成反応5:転位反応 1
  Wagner-Meerwein 転位 1
  ピナコール転位 1
  Wolff 転位
7官能基形成変換反応1:転位反応 1
  ニトレンの転位 1
  Beckmann 転位 1
  Baeyer-Villiger 酸化
8官能基形成変換反応2:酸化、還元反応 1

(続き)
教科目名
合成化学
Synthetic Chemistry
授業の内容 時間
  酸化反応 1
  還元反応
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
奥山格 有機化学 丸善株式会社
補助教科書
マクマリー 有機化学概説 東京化学同人 
履修上の注意
授業を理解するには自学自習により取り組み学修することが重要である。有機化学Ⅰ、有機化学Ⅱの復習をしておくこと。教科書を読んで予習することと、授業内容に関連するプリントを適宜配付するので、板書事項と共に復習すること。
評価基準
反応を支配する因子について理解し、有機合成反応の反応機構を有機電子論に基づき考察できるようになること。目的とする化合物の化学合成をデザイン出来る基礎を身につけること。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-4
JABEE
(c)(d)