国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
制御工学
Control Engineering
担 当 教 官 松林 勝志
学年、学科等 4年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 3 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
 すべての機械は制御されなければ役に立たない。組み込み開発を担う情報系技術者にとって,制御工学の実際を
学ぶことは避けて通ることはできない。本授業では,古典制御理論の基礎を講義で学習し,演習問題も解きながら習
得することを目標とする。
カリキュラムにおける位置づけ
 組み込み開発の導入として位置づけられる。本授業は,学修単位であるため,各章末問題を宿題として,1単位分
の課題とする。
授業の内容 時間
1.機械制御とは 7
  フィードバック制御とは何かを理解する。
2.制御系解析の方法 7
  ラプラス変換と伝達関数を理解する。
前期中間試験 1
3.過渡応答(制御工学Ⅱの進捗状況によっては復習) 7
  インパルス応答,ステップ応答,ランプ応答について解析の方法を理解する。
4.過渡応答(制御工学Ⅱの進捗状況によっては復習) 7
  インパルス応答,ステップ応答,ランプ応答について解析の方法を理解する。
前期末試験 1
5.周波数応答 7
  周波数伝達関数,ボード線図,過渡応答と周波数応答との関係について理解する。
6.フィードバック制御系の安定性とその評価 7
  安定限界と安定評価の方法について理解する。
後期中間試験 1
7.フィードバック制御系の特性 7
  定常特性と評価,閉ループ制御系についてステップ応答,周波数応答等を実例に沿って理解する。
8.制御からみた機械の設計(講義の進捗によっては講義しない場合がある) 7
  剛性,慣性モーメント,固有振動数,モータ出力と始動力,ロストモーション等
 平均的な学生の理解度に合わせ,多少実施する内容が減る場合がある。最低6までの内容は実施する。
学年末試験 1
教科書
やさしい機械制御,金子敏夫,日刊工業新聞社
補助教科書
履修上の注意
 学修単位科目である。レポートは加点方式で成績に加味される。
授業の予習復習及び、演習に対しては、自学自習により取組み学習すること。
評価基準
 理解度を試験・レポートで総合的に評価する。評価の方法については最初の授業で説明する。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2,C-5,C-6
JABEE
(c)(d)(h)