授業の目標と概要 |
オペレーティングシステムの概要について学習し,特にプロセス管理に関する演習を行う.リアルタイムOSであるμ |
ITRON上で動くプログラム開発を通して,プロセスのスケジューリング・排他制御,同期処理,共有メモリ方式などを |
取り上げ,リアルタイムOSについての理解を深める. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
プログラミング関連科目の知識を前提とする.電子計算機1・2ではOSのない電子計算機そのものの制御について学 |
んだが,本科目では,OSで提供されているシステムコールを活用して,プロセス管理などの手法を体験する.尚,体 |
系的なオペレーティングシステムの知識については、オペレーティングシステムⅡにおいて学習する。 |
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本科目ではμITRONを実装したH8マイコンを用いて演習を行う. |
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最初にOSの概要について解説を行い,演習に入る.演習では特にプロセス管理について深く学ぶ. |
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また,最後のまとめとして,本授業で学んだ手法を取り入れて1つの課題プログラムを作成する. |
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1.ガイダンス |
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科目の概要およびオペレーティングシステム全般について解説する. |
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2.演習ガイダンス |
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H8マイコン上にμITRONを実装し,その上でプログラムを動作させる方法について学ぶ. |
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3.演習 |
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下記の事項について演習を行い,課題プログラムを作成する. |
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3-1 タスクの生成とタスクの状態遷移 |
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3-2 タスクの動的生成 |
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3-3 セマフォによる排他制御 |
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3-4 タスク間通信とイベントフラグ |
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3-5 周期ハンドラ |
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3-6 メモリープール |
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3-7 割り込み管理 |
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4.ソフトウェア開発 |
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上記の学習のまとめとして,まとまったプログラムの開発を行う. |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
プログラミングに関する復習をしておくこと.電子計算機Ⅰについても復習しておくこと. 授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること.
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評価基準 |
課題で与えられたプログラムを組むことによって,プロセス管理に関する基本的な事柄やOSの役割が理解できること.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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