国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
電子計算機Ⅱ
Micro Computer II
担 当 教 官 小坂 敏文
学年、学科等 4年 情報工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
H8CPUを題材にして,マイクロコンピュータの構造,メモリ,I/O,機械語命令の読み込みと連続動作,起動時の動
作,ジャンプ命令の仕組み,スタックとスタックポインタ,サブルーチンコールの仕組みの大枠を理解する。PCと
H8CPUのROMモニタプログラム上で機械語命令を実行させ,動作の仕組みを体験する。C言語をアセンブリ言語に変換
し,アセンブリ言語を理解する。またアセンブリ言語のプログラムを追跡できるようにする。
カリキュラムにおける位置づけ
履修済みの論理回路Ⅰ・Ⅱ、電子計算機Ⅰから引き継ぐ科目である。応用計算機設計,卒業研究にさらに継続され
る。
授業の内容 時間
G1 ガイダンス 4
1.H8CPUを例としたマイクロコンピュータの動作原理
 マイクロコンピュータの構造
 メモリ,I/O,機械語命令の読み込みと連続動作
 起動時の動作 4
 ジャンプ命令の仕組み,スタックとスタックポインタ,サブルーチンコールの仕組み
2.アセンブリ言語概要 6
 アセンブリ言語と疑似命令
3.簡単なアセンブリ言語プログラムの演習
後期中間試験 1
4.C言語とアッセンブリ言語 2
  コンパイラによるC言語→アセンブリ言語変換
5.アセンブリ言語プログラムの演習 4
6.マイコンCプログラミングにおけるスタートアップルーチン 2
7.タスクスイッチのプログラム 4
8.自由研究 2
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
著者:藤沢幸穂  書名:H8マイコン完全マニュアル  発行所:オーム社出版局
補助教科書
著者:白土義男  書名:H8ビギナーズガイド 東京電機大出版局
履修上の注意
演習は1人1セットのH8マイコンセットをPCとともに用います。手作りなので丁寧に扱うこと
レポート提出はWeb管理される
http://tokyo-ct.net/usr/kosaka/for_students/H8.html を参考にする
評価基準
CPUの構造とアセンブリ言語の大枠が理解できる。マニュアルを見ながらであれば,アセンブリ言語でプログラムができる。C言語とアセンブリ言語の関係がわかる。
評価法
定期試験70%,レポートなど30%
学習・教育目標 東京高専
C-1,C-2
JABEE
(c)(d)(h)