国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
線形代数学II
担 当 教 官 清藤晃(ME)、安富義泰(D)、波止元仁(J)、小中澤聖二(C)
学年、学科等 3年 一般教育科(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
工学基礎である行列の概念、行列による連立1次方程式の表現、行列式の定義と性質、行列式の応用、線形変換、行
の固有値と固有ベクトルの概念、行列の対角化、対称行列の対角化、行列の対角化の応用を理解し、これらに関連す
基本的な計算能力を修得する。ベクトル空間と線形写像の一般論についても触れる。
カリキュラムにおける位置づけ
代数I、代数II、幾何、線形代数学Iの知識を前提とする。
授業の内容 時間
(1)いろいろな1次変換 2
(2)1次変換の一般的性質 2
(3)合成変換と逆変換 2
(4)行列の基本変形とランク 4
(5)連立1次方程式の解の構造 4
前期中間試験 1
(6)2次と3次の行列式 4
(7)n次の行列式と余因子展開 2
(8)行列式の基本性質と計算法 4
(9)逆行列の存在条件と余因子行列 2
(10)空間ベクトルの外積と平行6面体の体積 2
前期末試験 1
(11)ベクトル空間 2
(12)ベクトルの1次独立性と行列のランク 2
(13)基底と次元 2
(14)2次正方行列の固有値と固有ベクトル 2
(15)2次正方行列の対角化 2
(16)n次正方行列の固有値と固有ベクトル 2
(17)n次正方行列の対角化 2
後期中間試験 1
(18)対称行列の対角化とその応用 7
(19)線形写像の補足(グラム・シュミットの直交化法、線形写像の像と核など) 7
学年末試験 1
   
   
教科書
「リメディアル線形代数」桑村雅隆著 裳華房
補助教科書
「新編 高専の数学2・3 問題集(第2版)」田代嘉宏編 森北出版
履修上の注意
代数Ⅰ、代数Ⅱ、幾何、線形代数学Ⅰを十分復習しておくこと。
評価基準
試験とレポートにより、教科書レベルの基本的問題が解けることを基準として評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)