国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
現代技術史入門
Introduction to the History of Modern Technology
担 当 教 官 河村 豊
学年、学科等 4年 一般教育科(人文系) 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
今年度から「現代技術史入門」とし,具体的には「電気技術史」をキーワドとして現代(19世紀から20世紀)の技術
史を調査,分析そして,受講者による発表まで行うこととする.前半は,電気技術史通史を講義形式で行い,後半
は,受講生が調査テーマを1つ決め,そのテーマを発表形式で実施してもらう.発表形式により,資料調査の方法,
分析の方法,プレゼンテーションの方法などについても学習してもらう.
カリキュラムにおける位置づけ
本校社会系科目の中で,「より深い教養のために」設置された教養ゼミとして設置された科目群の1つである.講義
形式とゼミ形式(学生が調査して発表,討論を行う形式)の両方を交えて行うことで,受講生が主体的に問題関心を
発展させることをめざしている.
授業の内容 時間
 本教養ゼミでは,受講者をいくつかのグループに区分し,文献の読解および発表,指定テーマについての
資料調査・分析・発表を行なってもらう.
<スケジュール>
  (1)  オリエンテーション 
  (2)  電力技術の起源 1   通信から照明への展開
  (3)  電力技術の起源 2   電力システム完成までの経緯 10
  (4)  電力技術の起源 3   学生による文献輪読(1)
  (5)  電力技術の起源 4   学生による文献輪読(2)
  (6)  電力技術の起源 5   学生による文献輪読(3)
  (7)  エレクトロニクスの起源1 船舶無線通信から国際無線通信へ  10
  (8)  エレクトロニクスの起源2 ラジオから電波兵器へ
  (9)  エレクトロニクスの起源3 学生による文献輪読(1)
  (10) エレクトロニクスの起源4 学生による文献輪読(2)
  (11) エレクトロニクスの起源5 学生による文献輪読(3)
9.5
  (12) 電気技術史事典作成 1  担当を決める
  (13) 電気技術史事典作成 2  発表 1
  (14) 電気技術史事典作成 3  発表 2
  (15) 電気技術史事典作成 4  発表 3
<この科目の個別目標>   
  講義では,以下のような点が理解できることを目標としている.
   (1)電気技術史に関わる基本文献を輪読することで,読み方を理解する.
   (2)辞典項目を書く練習を行う事で,調査,発表の新しい方法を身につける.
   (3)電気技術史の学習をとおして,「科学技術と社会」について考える
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   

(続き)
教科目名
現代技術史入門
Introduction to the History of Modern Technology
教科書
講義中に,自作教科書および読解用プリントを配布する.
補助教科書
講義中に,紹介する.
履修上の注意
講義形式の他に,基本文献の輪読,およびグループによる事例調査・分析・発表を実施するので,主体的に参加することが不可欠である.
評価基準
選択したテーマの調査,分析,報告の内容を評価する.講義形式で扱ったテーマについても,調査,分析の中に反映させることができているかも評価する.
評価法
発表30%,レポートなど30%,定期試験40%
学習・教育目標 東京高専
JABEE