国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
応用情報処理工学
Advanced Information Proessing
担 当 教 官 青木 宏之
学年、学科等 1年 専攻科電気電子専攻 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
脳の情報処理形態をモデル化したニューラルネットワークモデルを取り上げ、並列分散的な情報処理の方式やネット
ワークによる学習のしくみについて学ぶ。基本的なニューロン(神経細胞)モデルについて学習した後、階層型およ
び相互結合型ネットワークモデルを取り上げ、ネットワークの学習のしくみや、連想記憶モデルの動作原理につ
いて学習する。また、ニューラルネットワークの応用例についても学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
微分積分,線形代数等の数学の基本的知識を活用しながら、学習のしくみやニューラルネットワークの動作原理を明
らかにしていく。
授業の内容 時間
1.ニューロンモデル・ネットワークモデル 2
   ニューラルネットワークとは何か,その特徴や構造について学ぶ。
2.階層型ネットワークモデルと学習 12
   階層型ネットワークモデルの構成や情報伝達の方式について学び,また動作原理について
   幾何学的な解釈により理解を深める。更に、基本的な学習アルゴリズムについて学ぶ。
3.相互結合型ネットワークモデル 6
   相互結合型モデルの構成と動作原理について学ぶ。
   ネットワークのエネルギー関数減少の動作原理について学ぶ。
4.連想記憶モデル 6
   相互結合型モデルの代表的な応用例のひとつである連想記憶モデルについて学ぶ。
5.階層型モデル・相互結合型モデルの応用 3
   両モデルがそれぞれどのような情報処理に応用されているかを調べレポートにまとめる。
前期末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
学習とニューラルネットワーク(熊沢逸夫 森北出版)
補助教科書
二ューラルネットワーク(吉冨康成 朝倉書店)
履修上の注意
履修するうえで、微分積分の基本と線形代数の基本知識を必要とする。
評価基準
ニューラルネットワークモデルの動作原理や学習のし方を数式を用いながら説明できるか、またニューラルネットワークモデルの応用のし方を理解しているか。
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)