授業の目標と概要 |
物性物理学とは、身近にある熱伝導や電気伝導などのマクロな現象をミクロな視点で解き明かす学問であり、応用分野 |
は材料工学、物理工学、電気・電子工学、物質工学など多岐にわたる。その基礎として、結晶構造・格子振動・電子状 |
態などについて理解することを目標とする。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
本科の物理・応用物理で学習した、力学、熱力学、電磁気学、量子力学の基礎的な内容を前提とする。 |
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0. 概要 |
0.5 |
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1. 結晶構造 |
9 |
結晶系、ブラべ格子 |
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X線回折、逆格子、ブリルアン・ゾーン |
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2. 格子振動 |
10 |
格子振動(1次元格子) |
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分散関係 |
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フォノン、調和振動子 |
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フォノンの熱的性質 |
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内部エネルギー |
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デバイ・モデル |
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熱伝導率 |
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3. 電子状態 |
10 |
エネルギーバンド |
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金属の自由電子模型 |
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自由電子に近い電子モデル |
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空孔子近似 |
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半導体のエネルギーバンド |
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電気伝導度 |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
参考書は、C. Kittel: Introduction to Solid State Physics (John Wiley & Sons) 邦訳−固体物理学入門(丸善)、御子柴宣夫: 半導体の物理(培風館) 授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
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評価基準 |
試験とレポートなどにより、物性物理の基礎である結晶構造・格子振動・電子状態などについて理解していることを評価する。授業中に与える課題をレポートとして学年末に提出すること。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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