国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
文章表現論
Japanese Expressions
担 当 教 官 舩戸美智子
学年、学科等 1年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 この授業では、日本語表現の多様性を探っていきたい。様々な文学作品や我々が日常身近に接しているいろいろな
広告を教材として取り上げ、その表現力を分析し、そこから日本語の特質を探り、より効果的な表現技術について学
んでいく予定である。講義の後、ゼミ方式で各自調査・発表を行う。その過程で、プレゼンテーションの技術に
ついても習得していきたい。
カリキュラムにおける位置づけ
 人文社会系の基礎としての日本語の理解、またその表現力、日本語によるプレゼンテーション力、コミュニケー
ション力等の習得をめざす。
授業の内容 時間
1) 日本語表現の多様性    15
  1. 伝える言葉
   わかりやすい日本語表現とは何か。コミュニケーション上で求められるわかりやすい表現のあり方
   を、口頭・文章両面から探り、ここではまず理論的に理解する。
   聞き取りやすい表現 口頭による説明のしかた
   読み取りやすい表現 視覚効果を考えた表現
  2. 味わう言葉
   日常生活または日本文学の表現の中からおもしろい言葉や美しい言葉を拾い集めその特徴を知る。
   詩
   広告コピーの表現
   日本語の背景
2) 日本語表現の可能性 15
  3. 創る言葉
   前章を踏まえ、ここでは各人が実際にテーマに基づいて調査・分析または提案し、その結果を
   プレゼンテーションする。
   聴衆は各人のプレゼンの内容に対して質疑を行い、最後に全体で議論する。
   広告批評
   自作コピーを考える
   
教科書
適宜プリント等配布
補助教科書
履修上の注意
この授業では文学の香りのする文章を多く取り上げる予定である。自学自習により日本語の文学作品や詩に親しみ、コマーシャル中の言葉等も意識して捉え、日本語に対する感性も磨いてほしい。
評価基準
この授業では、レポートやプレゼンテーションによって日本語の特質等が理解されているか、またその理解に基づいて適切に表現されているかどうかを含めて評価する。
評価法
レポートなど50%,プレゼンテーション50%
学習・教育目標 東京高専
B-2
JABEE
(d)(f)