国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
基礎機械要素
担 当 教 官 角田 陽、林 丈晴
学年、学科等 4年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 ものづくりにおいては,歯車や軸受といった機械要素部品を適切に組み合わせて製品とする.「機械設計法A,B」に
おける学修に引き続いて,より広範な代表的な機械要素の基本機能および力学的強度の計算法の基礎を学び,確実に身
につけることが目標である.授業方法としては概念の解説と並行して演習および機械要素の設計を行う.
カリキュラムにおける位置づけ
機械は構成する基本要素が機械要素である。したがって本科目は機械工学系科目の基礎として位置づけることができ
る。2年次の機構学、3年次の機械設計法A・Bの総まとめを行う科目であるとともに、設計製図科目への準備を行う科
目になる。
授業の内容 時間
1 歯車 4
  ・歯車の種類と用途
  ・高い減速比を得る装置
2 ベルトとチェーンによる伝動 7
  ・ベルト伝動
  ・チェーン伝動
3 クラッチ、ブレーキおよびつめ車 7
  ・クラッチ
  ・ブレーキ
  ・つめ車
後期中間試験 0.5
4 ばね 7
  ・円筒コイルばね
  ・ねじりコイルばね
  ・うず巻ばね
  ・重ね板ばね
  ・トーションバー
5 管、管継手、弁 4
  ・管の種類と用途
  ・管の選択方法
  ・管継手
  ・弁の種類と用途
  ・管路
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   

(続き)
教科目名
基礎機械要素
教科書
機械設計法(第2版)、塚田忠夫・吉村靖夫・黒崎 茂・柳下福蔵、森北出版
補助教科書
新編 JIS 機械製図 吉澤武男編著 森北出版
履修上の注意
設計計算に必要なので電卓を常に持参すること。
評価基準
機械要素の基本機能を理解するとともに,力学的強度計算方法の基礎を身につけているかどうかを,定期試験結果(中間試験結果と前期末試験結果の平均値)で評価する.
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)