国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
機械・電気工学実験A
担 当 教 官 木村 南,福田勝己,齊藤浩一,清水昭博,筒井健太郎,志村 穣,雷 康斌
学年、学科等 4年 機械工学科 実験
単位数 期間 必修 4 単位 通期 週4時間 (合計 120 時間)
授業の目標と概要
機械工学に関する基礎的な現象,諸機械の特性を自ら実験することにより直接体験し,理解していく。また,基本的
な実験技術を習得する。教室で学ぶ科目の実験実習であり,理論と現実を結びつける接点の役割を担う。
カリキュラムにおける位置づけ
機械工学における基礎現象の理解,特性を体得する。卒業論文の準備段階となりうる,基礎的な機械工学技術に関す
る報告書のまとめ方を体得する。
授業の内容
・ ガイダンス(年度当初に実施)  実験に関する諸注意、その他指導をおこなう。
・引張試験         試験片に働く荷重と変形の関係を調べる。
・はりのひずみ測定      ひずみゲージの原理と取り扱い法を習得する。
・硬さ試験         硬さ試験の原理と手法を理解する。
・鋼の顕微鏡観察      鋼の組織観察のやり方を理解する。  
・燃料の発熱量測定     液体や固体の燃料の発熱量の測定を理解する。
・内燃機関の性能試験    内燃機関の出力特性の測定と性能評価をする。
・渦巻きポンプの特性    渦巻きポンプの特性を理解する。
・管摩擦試験        管内に流体が流れるときの摩擦の特性を理解する。
・ダイヤルゲージの誤差測定 ダイヤルゲージの誤差をJISに基づく方法で測定する。
・歯車の誤差測定      歯車形状の測定を行いその誤差を測定する。
・アクチュエータの制御特性 各種アクチュエータの静止精度等の特性を理解する。
・アナログ信号のPC計測   電気信号の連続的なPC計測とサンプリング定理を理解する。
※班によって実験テーマの実施順は異なる。
・特別実験日・予備日には,報告書作成指導,発表会,実施済みの実験に関するレポート作成指導などを
 行うことがある。
・クラスを6班に分けてローテーションしながら実験をおこなう。
 
 
 
教科書
機械工学科でテキストを作成し,実験当初に配布
補助教科書
履修上の注意
テキスト,ノートを持参しなかった場合は実験を受けられないので,必ず持参すること.
遅刻,欠席をした場合,特別な事情がない限りは補講は行わない.
提出日までに必ずレポートを提出しなければならない.
評価基準
物理現象を把握し,得られたデータを整理して,報告書としてまとめる技術を身につける.
評価法
レポートなど75%,実験への貢献度25%
学習・教育目標 東京高専
B-2,C-3,C-7,C-8,C-10,C-11
JABEE
(c)(d)(f)(h)