授業の目標と概要 |
機械系エンジニアが,メカトロニクスシステムを構築するために,電気・電子工学を応用するという観点で,その際に理解し |
ておく必要がある電気・電子回路の基本的事項について学ぶ.授業においては、興味を持って電気・電子工学の知識を系統的に |
理解できるように心がけた学習を実施したいと考える。最終的に、電気・電子工学の基本概念を理解できることを目標に講義を |
実施する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
電気,計測,制御,ロボット機構,メカトロニクス,システム制御,センサー工学,ロボティクス等に関連する内容を取り扱 |
う.これまで学習してきたメカトロニクスの内,特にエレクトロニクス及び交流磁気回路の領域に注目し,その実践的な知識と |
して電子回路の基本と電動機の原理を整理して習得する.機械工学科の学生として必要な電気・電子工学の基本原理等について |
の知識を修得する。 |
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1-1.メカトロニクスと電子回路 |
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電子回路の基本要素について学ぶ。 |
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1-2.電子部品の基礎 |
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抵抗,コンデンサ,コイル,ダイオード,トランジスタの構造と動作原理について学ぶ。 |
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1-4.ディジタル回路の基礎 |
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数のデジタル的な表現,論理回路の基本要素について学ぶ。 |
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1-3.ディジタルICの基礎 |
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TTL, C-MOS ICの特徴と取り扱い方について学ぶ。 |
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1-4.ディジタル回路の応用 |
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フリップフロップ,カウンタ,エンコーダ,デコーダの動作原理と応用について学ぶ。 |
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1-5.マイクロコンピュータ |
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マイコンの基本要素,インタフェースについて基礎的な知識を習得する。 |
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1-6.アナログICの基礎 |
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オペアンプ,増幅回路,演算回路の動作原理について基礎的な知識を習得する。 |
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1-7.電子回路の実装例 |
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ロボットの制御システム構成例を紹介する。 |
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2-1.静電気静電気について理解を深め,コンデンサの働きについて学ぶ。 |
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2-2.交流回路 交流回路の基礎的知識の習得と取り扱い方について学ぶ。 |
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(1)交流の概念と性質 |
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正弦波交流の表し方や性質について理解する。 |
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(2)交流回路の取り扱い方 |
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電気素子で構成される交流回路ついて学習する。 |
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(3)共振回路 |
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CRによる交流回路の共振について学習する。 |
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(4)複素素表示 |
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交流回路の複素数表示について理解する。 |
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(5)練習問題 |
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