授業の目標と概要 |
機械や構造物の本来の機能にとって,地震時の建物の揺れや走行中の自動車の揺れ等の振動現象は,好ましくない場 |
合が多い.これらの振動現象を効果的に抑制するためには,振動発生のメカニズムを把握し,対処する必要がある. |
本講義では,機械系の学生にとって重要な基礎工学の一つである振動工学について,その基礎事項を習得することを |
目的に,主に1自由度系,多自由度系の振動,建物の免震,制振について言及する. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
関連科目:物理,微分積分学,解析学,応用数学 |
これらの科目を理解していることを前提として講義を進める. |
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1.振動の基礎 |
7 |
力学モデル |
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モデルの要素 |
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調和振動 |
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振動のベクトル表示(複素表示) |
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2.1自由度系の振動 |
7.5 |
直線振動系の運動方程式 |
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回転振動系の運動方程式 |
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3.1自由度系の振動(続き) |
2.5 |
不減衰系の自由振動,強制振動 |
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減衰系の自由振動,強制振動 |
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4.2自由度系の振動 |
10 |
不減衰系の自由振動,強制振動 |
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減衰系の自由振動,強制振動 |
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5.免震構造,制振構造 |
2 |
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教科書 |
振動工学入門(改訂版)(山田伸志 監修:パワー社)
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
前提となる物理や微分積分学,解析学,力学関連の基礎について修得していることが望ましい.授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること.
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評価基準 |
振動工学の基礎知識を理解していることを試験で確認し,演習のレポートと併せて総合的に判断して評価する.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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