授業の目標と概要 |
授業では、現在も日本で使用されている故事成語を始め、日本人の教養として長く伝えられてきた有名な歴史的出 |
来事、日本人にとって親しみの深い漢詩、日本人の精神性にも多大な影響を与えた儒家の思想などを学ぶ。まずは自 |
力で書き下し、内容を理解することが当面の課題であるが、最終的には主体的な思考訓練の場となり、文化の淵源を |
理解し、自己を確立する上での一助となることがこの科目の目標である。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
中国から漢字が伝わって以来、中国の文化や思想、文学は日本語の中に漢文として取り入れられ、現代に至ってい |
る。日本語を深く理解し論理的な思考力を身につけその的確な表現法を獲得するためにも、漢文の学習は有用であ |
る。漢文を学ぶことで日本語によるコミュニケーションの基礎力を身につけ、技術者としての真の思考力を育成する |
ことがこの科目の目標である。 |
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1.漢文入門 |
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漢文訓読のきまりを学び、訓読になじむ。 |
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2.史伝 |
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漢文の表現に慣れ、故事成語の成り立ちを理解する。 |
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3.漢詩 |
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漢詩の形式を学び、字句にこめられた奥深い意味を理解し、味わう。 |
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4.思想 |
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儒教の代表的な文章に触れて、そこに込められた思想を理解する。 |
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5.『史記』 |
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中国の歴史にまつわる物語を読み、迫力に満ちた人間像を味わう。 |
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教科書 |
桐原書店『探求国語総合古典編』必要に応じて、プリント資料を用いる。
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
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評価基準 |
定期試験を主とし、提出物や小テスト等も併せて理解度をはかり評価する。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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