授業の目標と概要 |
①基本構成単位は細胞 ②世代を継続 ③反応 ④生成 この4つが「生物の定義」である。生化学とは生命現象を化 |
学的に研究する学問である。生体を構成する物質、世代の継続(遺伝)、代謝と酵素(生成)、細胞内情報伝達(反 |
応)について理解を深めることで、4つの「生物の定義」を化学的に把握し、身近な生物現象の普遍性を理解するこ |
と、並行して、生物学および生化学の研究手法を理解することを目標とする。今後の技術者としての社会生活を送る |
上で不可欠な知識の取得をめざす。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
生物学,有機化学,分析化学,物理化学の基礎のもと、生物における化学反応を理解する科目である。4年以降の分子 |
生物学、微生物学、生物工学の基礎となる科目である。 |
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ガイダンス 4/7 |
1 |
糖質とは 4/7,14 |
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糖質は生物のエネルギー源となる重要な物質である。その分類と構造について理解できるようになる。 |
3 |
糖質を用いたエネルギー産生 4/21、28、5/6、12 |
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生物は主に糖質を摂取することで生存に必要なエネルギーを産生している。食物から得られる糖質は、体内で |
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どのような形になって利用されているのか、また、実際にどのような経路を経て、糖質からエネルギーが産生さ |
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れるのかを理解する。 |
7 |
有機物を必要としないエネルギーの産生-光合成を中心に 5/12、19、26 |
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有機物の摂取なしにエネルギーを得ることができるのは、太陽エネルギーを利用して無機物から有機物を産生 |
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できる独立栄養生物と呼ばれるものである。どのような仕組みなのか理解する。 |
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5 |
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核酸 6/9、16 |
4 |
核酸は生物の四大有機物群のひとつであり、生体情報の担い手である。主にその構造について理解する。 |
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アミノ酸とタンパク質 6/23、30 |
4 |
タンパク質は生物の四大有機物群のひとつであり、核酸に書き込まれた情報をもとに産生され、生体内の化学 |
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反応を担っている。主にその構造について理解する。 |
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脂質 7/7、14 |
4 |
四大有機物群の最後の一つ、脂質は、糖質から得られたエネルギーを利用することで、エネルギーの貯蔵およ |
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び大量産生に重要な役割を果たす。主にその構造と分類について理解する。 |
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2 |
プレテスト 7/25 |
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教科書 |
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
生物学,有機化学,分析化学,物理化学で学習した内容を十分に理解しておくこと.考慮すべき理由のない遅刻・早退は、授業の妨げとなるため減点します(2点)。30分以上の遅刻は欠席とします。提出物提出遅れは減点されます。各テーマの終了時に自学自習のための演習資料を配布します。自習し提出すること。
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評価基準 |
80点以上でA、70点以上80点未満でB、60点以上70点未満でC、60点未満でD(小数点以下切り上げ)。再試者が3人未満の時は再試を行いません。
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評価法 |
定期試験72%,プレテスト14%,レポートなど14%
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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