国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
メカトロニクス実習
Mechatronics practice
担 当 教 官 齊藤浩一、多羅尾進、角田陽、志村穣、林丈晴
学年、学科等 3年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 後期 週4時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
最近の機械工学では,各種半導体や,センサを機械の要素の一部として取り入れ,ソフトウェアも含めて,より知的な機
械の開発が可能になっている.このような機械技術と電子(半導体)技術を融合させた技術領域をメカトロニクスと呼ん
でいる.本実習では機械のものづくりを通じてメカトロニクスの基礎技術を体得することを目的とする.1〜3年生まで
に習得した設計、製図、機械製作、電気工学などの技術を駆使して,3名〜4名のチーム単位でものづくりに取り組み、計
画的に指定された期間内に問題を解決していくものとする.
カリキュラムにおける位置づけ
[関連のある科目]基礎製図、設計製図、基礎電気工学,電気・電子工学及び演習
、機械製作実習、メカトロ二クス、応用メカトロ二クス
授業の内容 時間
①ガイダンス・マイコンによる機械制御の基礎・製作準備 4
②マイコンプログラムの基礎 4
③センサとアナログ入力 4
④モータの回転速度制御 4
⑤ライントレースロボットの製作と動作確認 4
⑥実用的なロボットの製作とプログラミング1 4
⑦実用的なロボットの製作とプログラミング2 4
⑧実用的なロボットの製作とプログラミング3 4
⑨ロボットコンテストの実施 4
⑩ロボットの分解とレポートの作成 4
⑪電気回路の作成・電流電圧の測定方法の確認 4
⑫電気回路・ギアボックス・モータなどの車体への取り付けについての構想および設計 4
⑬部品の加工および超小型電気自動三輪車の製作 4
⑭走行試験および評価 4
⑮プログラミングとセンサの実装 4
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
メカトロニクス概論(実教出版)、わかりやすい電気基礎(高橋寛監修 コロナ社)
補助教科書
メカトロニクス(オーム社)
履修上の注意
半田ごてや工作機械を用いることから安全には細心の注意を払うこと。班毎に作業をすることから作業分担などをしっかり決めて段取りよく行うこと。整理整頓、作業日誌の作成、挨拶は徹底すること。1年次に購入した電工工具セットを持参すること。授業においては作業服を着ること。
評価基準
レポートや図面の完成度、製作作品の完成度と性能,授業献度で評価。基本的に全授業出席とし、事前連絡のない欠席は不可とする。
評価法
レポートなど50%,製作品と授業貢献度50%
学習・教育目標 東京高専
C-11,C-12,C-13
JABEE
(d)(h)