国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
工業力学及び演習
担 当 教 官 福田 勝己
学年、学科等 3年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 3 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
工業力学は,物体の挙動を扱う工学全般にわたる基礎学問である.構造物の様々な部分に,どのような力がどのよう
に働くのか,あるいは,その力とその部分の運動との関係がどのようになっているのか等を知ることは,機械や構造
物を設計・製作する上で重要である.本講義では,釣合い,モーメント,質点の運動,剛体の動力学等を基に,運動,
エネルギー,摩擦,衝突等についても言及する.また,各章の終了時に演習を実施する.
カリキュラムにおける位置づけ
関連科目:物理,微分積分学,解析学
これらの科目を理解していることを前提として講義を進める.
授業の内容 時間
1.静力学の基礎 7
   力とベクトル
   力の合成と分解
   力の釣合いの条件
   力のモーメント
   演習
7.5
2.剛体に働く力
   着力点の異なる力の合成
   偶力
   着力点の異なる力の釣合い
   トラス
   演習
前期中間試験 0.5
3.重心 7
   重心
   回転体の表面積と体積
   演習
7.5
4.摩擦
   静摩擦
   動摩擦
   転がり摩擦
   機械要素における摩擦
   演習
前期末試験 0.5
5.運動学 7
   並進運動
   回転運動
   等速円運動と等角加速度円運動
   相対運動
   演習
6.並進運動をする物体の動力学 7.5
   ニュートンの運動の法則
   慣性力
   求心力と遠心力

(続き)
教科目名
工業力学及び演習
授業の内容 時間
   演習
後期中間試験 0.5
7.剛体の動力学 6
   角運動方程式と慣性モーメント
   慣性モーメント
   剛体の平面運動
   演習
8.運動量と力積 6
   運動量と力積
   運動量保存の法則
   角運動量と力積のモーメント
   角運動量保存の法則
   衝突
   流体の圧力
   演習
9.仕事,動力,エネルギ 2.5
   仕事
   動力
   エネルギ
   エネルギ保存の法則
   演習
  
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
工業力学(吉村靖夫,米内山 誠著:コロナ社)
補助教科書
履修上の注意
前提となる物理や微分積分学,解析学関連の基礎について修得していることが望ましい.授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること.

評価基準
工業力学の基礎知識を理解していることを試験で確認し,演習のレポートと併せて総合的に判断して評価する.
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)