授業の目標と概要 |
本講では変分法等の量子化学計算法を学習しエチレンやベンゼン等の簡単な分子について計算できるようにする。ま |
た,量子化学は,量子論を様々な分子に適用し、その電子状態について検討する学問である。そのために本講では実 |
際 |
量子化学計算ソフトを使い,量子化学計算を実際に役立つようにするにはどうすればよいのかを学習する。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
4年前期までに学んだ数学、物理学及び量子論の知識が必要となるが、基礎的事項に関してはその都度復習しながら授 |
業を進める。 |
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1. 数学の復習および分子の形 |
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2. シュレーディンガー方程式を導く,数値的に解く |
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3. 水素様原子 |
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4. 多電子原子 |
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5. 変分法 |
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6. 水素分子イオンの分子軌道 |
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7. エチレン,ベンゼンの分子軌道 |
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8. 分子モデリングとは |
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9. 分子科学計算の種類 |
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10. 量子力学計算フロントエンドWinMostar入門 |
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11. エネルギー準位図と分子軌道を表示できるようになろう |
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12. 複雑な分子をモデリングできるようになろう |
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13. 分子の対称性と点群 |
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14. 回転ポテンシャルを計算できるようになろう |
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15. SN2反応を解析できるようになろう〜遷移状態の構造とエネルギーをGETする |
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16. 溶媒中の分子を量子化学計算するには |
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17. ラジカルが潜んでいる軌道を暴け |
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18. 励起状態の計算をするには |
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19. 非経験的分子軌道法による量子化学計算 |
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20. 量子化学計算フロントエンドFacio入門 |
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21. 非経験的分子軌道計算による振動数の算出 |
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22. 分子軌道の形状を描画するには? - firefly編 |
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23. 静電ポテンシャルマップを作図してみよう |
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24. 溶媒中の分子を量子化学計算するには - firefly(PC-GAMESS)編 |
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教科書 |
平尾公彦,武次徹也編,量子化学計算ビキナーズマニュアル,講談社サイエンティフィク
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
量子論Ⅰ、Ⅱを復習しておくこと。授業の予習・復習及び演習については自学自習により取り組み学修すること。
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評価基準 |
分子への量子論の応用について理解できたかどうか定期試験により評価する。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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