国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
ディジタル回路
担 当 教 官 木村 知彦
学年、学科等 3年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
ディジタル回路は身の回りのほとんどの電化製品に使われ、この分野の技術革新は日進月歩である。本講義では、デ
ィジタル回路の普遍的基本事項、すなわち、2進数、ブール代数、組合せ回路および順序回路の解析・設計法を演習を
とおして学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
ディジタル回路では、2進データの論理演算と論理関数を主として取り扱う。この論理関数の操作を自在に行うための
各種手法を新規に学ぶ。
授業の内容 時間
1.ディジタルについて 14
 ディジタル表示とアナログ表示
 ディジタル化社会
2.記数法
 10進数とn進数の相互変換
 2進数による表現
3.ブール代数とブール関数
 ブール代数の性質とブール関数の表し方
 論理式と真理値表の変換および論理式の標準形
 論理式の簡単化
前期中間試験 1
4.組合せ回路 14
 基本素子とAND・OR2段回路およびOR・AND2段回路
 NAND2段回路およびNOR2段回路の構成法
 ファンインに制限のある回路および多段回路と多出力回路の構成法
5.コンピュータの構成回路(その1)
 演算回路
 エンコーダとデコーダ
前期末試験 1
6.順序回路(その1) 14
 順序回路の働きと表し方
 フリップフロップ
7.コンピュータの構成回路(その2)
 カウンタとレジスタ
後期中間試験 1
8.順序回路(その2) 14
 順序回路の解析と設計
9.総合演習
 設計演習
学年末試験 1
   

(続き)
教科目名
ディジタル回路
教科書
角山正博,中島繁雄 共著:『ディジタル回路の基礎』(森北出版株式会社)
補助教科書
履修上の注意
毎回、講義終了時に演習レポートを提出することになるので、A4レポート用紙を用意しておくこと。
評価基準
教科書レベルの問題で60点以上取る。
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
C-2
JABEE
(d)(h)