| 授業の目標と概要 |
| 自転車、バイク、自動車、家電、電子機器などでの材料使用事例を学習し、鉄鋼材料、アルミニウム合金、銅合金、 |
| チタン合金などの実用機械金属材料について強度、組織、熱処理を理解する。金属材料との比較においてセラミッ |
| ク、プラスチックなどの非金属系材料の材料選択のポイントを理解し機械設計の基礎知識を獲得すること。機械設計 |
| 仕様を満たす材料をカタログから選択できる能力を身につけることを目標とする。 |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| 材料学Bは機械設計のために必要な基礎科目である機械設計法(3年次履修)、材料力学(3,4年次履修)、基礎機械要素(4 |
| 年次履修)のための実用機械材料の知識および材料選択能力を提供する。 |
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| 1.金属の強化法 |
4 |
| 固溶強化、析出強化、加工硬化、変態強化、結晶粒微細化、複合強化 |
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| 2.鉄鋼材料 |
6 |
| 炭素鋼、亜共析鋼、共析鋼、過共析鋼、構造用鋼、機械構造用鋼、軸受鋼、ステンレス鋼、工具鋼、耐熱 |
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| 鋼 |
2 |
| 3.鋳鉄 |
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| 片状黒鉛鋳鉄、球状黒鉛鋳鉄、可鍛鋳鉄、鋳鋼 |
2 |
| 4.アルミニウムおよびアルミニウム合金 |
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| アルミニウム展伸合金、ジュラルミン、人工時効、アルミニウム鋳造合金 |
2 |
| 5.マグネシウム合金 |
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| マグネシウム鋳造合金、マグネシウム合金展伸材 |
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| 6.銅および銅合金 |
2 |
| 丹銅、黄銅、青銅、高力黄銅、アルミニウム青銅、リードフレーム |
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| 7.チタン合金 |
2 |
| 純チタン、α型チタン合金、α+β型チタン合金、β型チタン合金 |
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| 8.金属の破壊とクリープ |
2 |
| 疲労破壊、延性破壊、ぜい性破壊、クリープ変形 |
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| 9.高分子材料 |
4 |
| 熱可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチック、FRP、ゴム |
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| 10.セラミック |
2 |
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| 教科書 |
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機械材料学(平河賢爾、大谷泰夫、遠藤正浩、坂本東男)朝倉書店
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| 補助教科書 |
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金属の基本と仕組み(田中和明著)秀和システム、プラスチック活用ノート(大井・広田著)、工業調査会
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| 履修上の注意 |
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| 評価基準 |
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試験およびレポートにより鉄鋼材料、非鉄金属材料、セラミック、プラスチックなどについて代表的な組成、強度、熱処理に関する基礎知識があることを基準として評価する。
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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