| 授業の目標と概要 |
| 磁界がその源としての電流からどのように導かれるのか、このような磁界中に他の電流が存在するとき、これらに力 |
| が働くこと、次に電界と磁界は一般に独立ではなく、これらがどのように結びつけられているのかなどが理解できる |
| ようにすることを目標にしており、電界や磁界の”場”の理解に主眼をおいて講義と演習を行う。後期は、静磁界、 |
| 磁性体、電磁誘導などについて学ぶ。 |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| ベクトルと微分・積分学ならびに基礎電気回路の基礎事項を理解していること。 |
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| 1.真空中の静磁界 |
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| ・磁界 |
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| ・電流による磁界と磁束 |
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| ・ビオ・サバールの法則(直線電流による磁界、円形ループ電流による磁界) |
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| ・アンペアルの周回積分の法則(無限長円柱電流による磁界、環状ソレノイド内の磁界、無限長ソレノイド |
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| 内の磁界) |
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| ・電磁力(磁界中の電流に働く電磁力、ループ電流に働く電磁力) |
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| 2.磁性体 |
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| ・物質の磁気的性質・磁化の強さと磁化電流 |
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| ・磁界の強さと透磁率 (磁界の強さ・磁化率と透磁率、磁性体の境界条件) |
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| ・磁気回路 |
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| ・強磁性体の磁化 |
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| ・磁石と磁極 |
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| 3.電磁誘導 |
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| ・ファラディーの法則 |
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| ・物体の運動による起電力 |
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| ・渦電流 |
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| ・表皮効果 |
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| 4.インダクタンス |
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| ・自己および相互インダクタンス(自己誘導、 相互誘導、自己と相互インダクタンスの関係) |
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| ・インダクタンスの接続 |
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| ・磁界のエネルギー(磁界のエネルギー密度、インダクタンスのもつ磁気エネルギー、磁気エネルギーと |
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| 力) |
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| ・インダクタンスの計算 (環状ソレノイド・無限長ソレノイド、有限長円筒ソレノイド、平行往復線路) |
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| 教科書 |
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書名:電磁気学[第2版]、著者:安達三郎・大貫繁雄、発行所:森北出版
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| 補助教科書 |
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書名:6日でマスター!電磁気学の基本66、著者:土井淳、発行所:オーム社(自学自習用)
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| 履修上の注意 |
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演習結果の提出のためのレポート用紙を持参すること 計算演習となる場合が多いので、電卓を持参すること
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| 評価基準 |
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静磁界、磁性体、電磁誘導の基本的な事項を理解し知識を身に付け、考え方や場、力、エネルギーなどの求め方を修得する。教科書レベルの問題で60点以上を取る。
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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