国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
新エネルギー発電
担 当 教 官 佐川 正人
学年、学科等 5年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 電力は「水力・火力・原子力」でほとんどをまかなわれてきた.20世紀末になり気候変動「≠地球温暖化」の観点
からCO2を排出する火力に厳しい視線が注がれ,電力源は原子力に傾注していった.21世紀の初頭の2011年には原子力
に大きなブレーキがかかった.これらをふまえ,本講義では地球環境を念頭に置いたエネルギーを考えられるエンジ
ニアになることを目標とする.講義は電気工学科以外の学生もわかるように進める.
教科書や板書,配布物の例題が60%程度解けることを目標とする.
カリキュラムにおける位置づけ
 発変電工学の応用的位置づけ.ただし「(広義での)エンジニア」としての素養の育成を含む.
授業の内容 時間
 1.エネルギーと資源・文明について学習する.(1回) 2
 2.水力発電の概要について学習する.(1回) 2
 3.火力発電の概要について学習する.(1回) 2
 4.原子力発電の概要について学習する.(2回) 4
 5.自然エネルギーを用いるための基礎的気候学について学習する.(1回) 2
 6.ガスタービン・コジェネレーション発電について学習する.(1回) 2
 7.化石エネルギーと地球温暖化について学習する.(1回) 2
 8.産業廃棄物・廃熱による発電について学習する.(1回) 2
 9.地熱・海洋エネルギー発電について学習する.(1回) 2
10.太陽光・太陽熱発電について学習する.(2回) 4
11.風力発電について学習する.(2回) 4
12.燃料電池について学習する.(1回) 2
学年末試験 0.5
   
   
   
   
教科書
書名:資源の熱エネルギー変換と環境汚染. 著者:橋口・松原. 発行所:工業調査会
補助教科書
随時プリントを配布する.
履修上の注意
自然環境にも興味を持つこと.
平成24年度と平成25年度の2年間の開講となる.
評価基準
定期試験で講義中や配布物の例題を60%以上解けること.
評価法
定期試験100%
学習・教育目標 東京高専
JABEE