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教科目名
機械情報システム工学特別研究(1年)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering
担 当 教 官 AS担当教員全員
学年、学科等 1年 専攻科機械情報専攻 実験
単位数 期間 必修 4 単位 通期 (合計 180 時間)
授業の目標と概要
機械情報システム工学における高度な研究課題に取り組み,研究開発能力を養う.
課題発掘能力,問題解決能力,創造性等を身に付ける.
カリキュラムにおける位置づけ
本科5年次の卒業研究の経験を活かして,より専門性の高い研究テーマに取り組む.
研究を遂行していく中で実践的なエンジニアに必要なスキルや心構えを身につける.
授業の内容
木村 南 「ICタグを利用する製造システムの開発」
  炭素繊維強化複合材料の製造や成形,さらに超塑性成形における製造条件ならびにこれら製造した材料・部品の機
  械的・電気的特性の評価結果および使用履歴も継続的にICタグに記録し管理する製造システムの開発.
福田勝己 「マイクロ・ナノトライボロジーに関する研究」
  微小領域における摩擦現象を解明するために,マイクロ・ナノメートルスケールでの摩擦磨耗特性を実験的,解析的に明らかにし,
  その解明を試みる.
斉藤純夫 「ターボ型流体機械に発生する特異現象の解明と制御」
  ポンプや風車等のターボ型流体機械に発生する流れに伴う諸現象を実験的および解析的に明らかにする.
清水昭博 「高性能熱輸送装置の特性」
  閉じた系内における二相の流体の潜熱を介した熱力学的サイクルを繰り返すことによる高性能の熱輸送装置を開発し,
  実験により特性を調べる.
筒井健太郎 「非接触温度計測法による熱物性値測定」
  高密度半導体デバイスの放熱に関する新素材として,CVD薄膜が注目を浴びているが,これらの熱物性値の計測に非接
  触温度計測法を応用した計測を行う.
多羅尾 進 「移動ロボットの機構と制御に関する研究」
  屋内外自律走行を行う移動ロボットについて,開発ターゲットを設定し,その機構,および制御システムについ
  て研究する。制御システムについては,様々な要因の不確かさを考慮した制御則の構築を試みる。
角田 陽 「微細・精密加工学に関する研究」
  微細・精密加工学における諸問題について,実験的・解析的な探求によってその解明や解決をはかり,問題解決能力
  を養うとともに,学術的,社会的貢献をする.
齊藤浩一 「生体を対象とした計測・制御に関する研究」
  医用・福祉機器開発のための無(微)侵襲な生体情報の計測方法,及び機器の制御方法について研究する.
堤 博貴 「すべり案内面の機能評価法の開発」
  工作機械においてよく用いられるすべり案内面を摩擦係数や運動時の挙動から評価する.
志村 穣 「接着接合体の強度特性に関する研究」
  各種荷重下における接着接合部の応力場や接合強度に及ぼす諸因子の影響について,実験的および解析的に明らか
  にする.
林 丈晴「鉛フリーはんだ接合部の有限要素解析に関する研究」
  温度サイクル負荷を受ける鉛フリーはんだ接合部の熱疲労寿命評価を行うための同接合部の有限要素解析方法に
  ついて研究する.
小坂敏文 「能動消音に関する研究」
  能動消音のアルゴリズムについての基礎研究と応用研究の両方を用意している.基礎研究は,周波数領域アルゴリズム,周波
  数領域の高速フィルタードXアルゴリズムについて研究を行う.
  応用は,低周波音被害者近傍の静穏化を実現するアクティブサイレンサの開発を行なう.
鈴木雅人 「手書き文字認識の高精度化」
  パタン認識論に基づいた高精度な文字や文章の認識アルゴリズムに関する研究と,自然言語処理・データマイニングなどとの融
  合に関する研究を行う.

(続き)
教科目名
機械情報システム工学特別研究(1年)
Advanced Research in Mechanical and Computer Systems Engineering
授業の内容
松林勝志 「可視光通信の応用技術に関する研究」
  LEDを使った可視光通信について,その応用を検討し,アプリケーションを開発し,実用可のための問題点を
  一つずつ解決していく。
土居信数 「小型副衛星からの信号を地球規模で受信するインターネットスペースダイバーシチ」
  中高度で打ち上げられる小型衛星と地上局の通信を複数地点で行い,これをインターネットを介して統合することで,通信
  可能時間の拡大と信頼性の向上を実現する.
田中晶 「マルチホップ無線通信の研究」
  複数の移動体無線端末を経由して互いに離れた端末同士が通信を行う,マルチホップ無線通信システムの設計,実験に基づい
  た解析,及び,理論的裏付けを行う.
吉本定伸 「ディジタル信号処理に関する研究」
  ディジタル信号処理を中心にした研究を行う.特に,伝送を行う際にはより適切なシステムが必要になるが,こ
  のシステムの心臓部ともいえるアルゴリズムを中心として,性能改善のための方法,あるいはその実現などにつ
  いての研究を行う.
小嶋徹也 「通信における信号設計とその応用に関する研究」
  スペクトル拡散通信システムにおける相関の良い拡散系列を設計し,これらを広帯域無線通信システムや情報
  ハイディングシステムへ応用するとともに,その特性について検証する.
北越大輔 「機械学習法の理論と応用に関する研究」
  機械学習について,特に強化学習法と確率モデルに関する理論研究と応用研究を用意している.
  理論研究では,各種手法の数理的・実験的解析を,応用研究ではこれらの手法を用いた適応的学習システムの開発を行
  う.
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
教科書
補助教科書
履修上の注意
研究目的,研究方法を明確にして目的を十分達成できるように努力する.研究の節目で中間報告,最終のまとめのプレゼンテーションを行う.
評価基準
研究中に生じた問題を解決することができる.研究を通じて,新たな課題を発掘することができる.研究を通じて,創造性に富む目標を見出すことができる.評価法の各項目60%以上で「合」と認定する.
評価法
研究達成度と研究態度,発表と要旨集,特別研究論文
学習・教育目標 東京高専
B-5,C-10,C-12,C-13,D-4,D-5,B-4
JABEE
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