授業の目標と概要 |
世界的な科学技術研究の動向は,20世紀後半に発展した「企業を中心とした研究開発戦略」や,冷戦期に拡大した |
「国家を中心とした科学技術政策」とは異なる新しさが加わっているともいる.本ゼミでは,将来の日本の科学技術 |
を考えるために,西欧および新興国の科学技術活動の動向や日本の科学技術政策などについて調査を行う.調査を実 |
施する過程で,関連論文の輪読,関連資料の分析方法,発表法なども検討する. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
科学技術論は理工系と人文社会系の学問を融合させる新しい分野でもある.理工系の科学技術研究が,現代社会の中 |
でどのような意味を持つかを人文・社会科学的な手法を利用して考察を行う.従って,本科3年までの社会系科目に |
加え,4年次の実用法律学,工学倫理の履修を前提としている.なお,本講義は,本科5年生人文ゼミⅡ(科学技術 |
論)と同時開講とすし,グループ研究におけるリーダー的役割も求められる. |
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各国の科学技術動向,科学技術政策動向について,受講生が論文,Web資料,映像資料を用いながら,調 |
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べ,分析し,発表する形式で行う.以下のHPは特にWeb資料元として利用する. |
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http://ci.nii.ac.jp/ http://crds.jst.go.jp/watcher/ |
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1.イントロダクション |
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2.各国の科学技術動向の事例(1) |
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3.各国の科学技術動向の事例(2) |
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4.テーマ設定 |
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5.各国の科学技術政策(1) |
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6.各国の科学技術政策(2) |
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7.調査準備状況のテーマ設定報告 |
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8.各国の科学技術政策(3) |
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9.各国の科学技術政策(4) |
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10.発表準備作業および個別指導(1) |
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11.発表準備作業および個別指導(2) |
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12.調査準備状況の中間報告 |
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13.発表準備作業および個別指導(3) |
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14.発表会(1) |
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15.発表会(2) |
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教科書 |
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補助教科書 |
鈴木淳『科学技術政策』(山川出版社,日本史リブレット,2010年)
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履修上の注意 |
自ら学び取る姿勢が不可欠である.設定されたテーマについては,自分なりの考えを持てるようにすること,テーマ選択においては,自分なりのテーマ設定ができ,かつ調査,発表できるようにすることが求められる.なお、本科5年生との共同開催講義となるので、5年生も受講する可能性がある.
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評価基準 |
技術開発過程を歴史的に理解する上で不可欠となる,資料調査方法,分析方法などの知識について8割程度,理解できること.テーマを設定し,調査し発表できること.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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