授業の目標と概要 |
本講義では,ナノテクノロジーやマイクロマシンについて,トライボロジーの観点から学習する.また,機械設計法の |
基礎事項を例題および課題を通して学習する. |
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カリキュラムにおける位置づけ |
工業力学,機械要素学や設計に関する知識及び表面工学. |
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1.精密機械工学概論 |
4 |
①マイクロマシンの基礎 ②マイクロマシンの応用 |
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③マイクロマシンの作動原理 ④ナノテクノロジーの基礎 |
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2.トライボロジー |
4 |
①トライボロジー概論 ②固体表面と接触 ③摩擦の形態 |
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④摩耗の形態 ⑤流体潤滑 ⑥境界潤滑 |
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3.表面工学 |
4 |
①表面工学の基礎 ②表面粗さ ③表面評価 ④ナノインデンテーション法の基礎と応用 |
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4. 機械要素設計(材料の強さと使い方) |
6 |
①材料の機械的性質 ②内圧を受ける容器の強さ ③溶接継手の強さ |
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④曲げを受ける部材の強さ ⑤せん断・ねじりを受ける部材の強さ ⑥部材の破壊 |
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5. 機械要素設計(ねじ) |
6 |
①ねじの種類と用途 ②ねじの太さとはめあい長さ ③ねじを回転させる力とゆるみ止め |
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6. 機械要素設計(軸・軸受・軸継手) |
5.5 |
①回転軸に関連する機械要素 ②軸 ③キー・スプライン・ピン ④軸継手 ⑤軸受 |
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教科書 |
トライボロジー(山本,兼田著:理工学社) 機械設計法(塚田,吉村,黒崎,柳下:森北出版)
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補助教科書 |
摩擦のおはなし(田中著:日本規格協会), JIS機械設計製図(森北出版)
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履修上の注意 |
工業力学や応用物理の基礎を基に,日頃の日常生活におけるいろいろな摩擦現象を詳細に観察し,摩擦に興味を持つこと.また,機械要素設計では問題に対して自らの手で計算を行い,理解を深める努力をすること. ※平成21年度入学者対象の科目である.
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評価基準 |
試験により,トライボロジーとナノテクノロジーおよび機械要素設計の基礎事項が理解できているか判定する.
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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