国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
電磁波基礎
担 当 教 官 大貫 繁雄
学年、学科等 4年 電気工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 電磁波基礎の授業では、まず、基礎電磁方程式として電磁法則とマクスウエルの方程式(積分形及びベクトル演算
子を用いた微分形)を理解し、次に電界と磁界の波動である電磁波の基本的性質、平面電磁波の反射と屈折、電磁
波放射の基礎について学習する。
カリキュラムにおける位置づけ
 物理、解析学、応用数学、電磁気学、過渡現象論、回路網理論などを基礎とした科目である。電磁気学の電磁波部
分の内容であり、電磁波工学の基礎を担っている。
授業の内容 時間
1.電磁波 10
 電磁法則、変位電流、マクスウエルの方程式、波動方程式、電磁波、平面電磁波
 電磁エネルギーとポインチングベクトル
2.平面電磁波の性質 4
 構成方程式、境界条件、偏波、干渉、回折、フレネル反射・透過係数、位相速度と群速度
前期中間試験 0.5
 平面電磁波の性質(前期中間前の続き) 4
3.源と界 6
 一次波源と二次波源、電流と磁流による界、遠方界、電磁界の双対性と可逆性
4.素電磁流源からの放射 5
 電気ダイポール及び微小ループからの放射
前期末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
書名:電気磁気学[第2版]、著者:安達三郎・大貫繁雄、発行所:森北出版
書名:基礎からの電磁波工学、著者:伊藤繁夫・岩崎久雄・岡田敏美・長谷川弘治、日新出版
補助教科書
履修上の注意
 ベクトル、微分積分学、物理、電気回路、電磁気学の基礎事項(静電界、静磁界、定常電流界及び電磁誘導など)を理解していること。
評価基準
 電磁法則、波動方程式、電磁波の基本的性質、平面電磁波の反射と屈折などについて学習し、教科書レベルの問題で60点以上をとること。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-5
JABEE
(c)(d)