授業の目標と概要 |
本科目では熱力学・波動・電磁気・前期量子論の4分野について、関連ある実験を取り入れながらの基本的な講義を |
行う。ここで学ぶことのいくつかは、我々が日常生活とも関係している。これらの基本的事項を学び、「物理的に考え |
る」思考を養って欲しい。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
1年次の物理、代数、幾何を前提とする。 |
応用物理をはじめ、電磁気学、熱力学、物理化学、量子化学などの専門科目の基礎になる。 |
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1 熱力学 |
4 |
1-1 温度と熱 |
2 |
1-2 熱量 |
4 |
1-3 気体の分子運動 |
4 |
1-4 エネルギー保存測 |
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気体法則、温度、圧力、温度の意味、熱容量と比熱、気体の分子モデル、内部エネルギー、温度変化と |
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状態変化、仕事と熱、内部エネルギーの変化、熱力学の第1法則について理解できる。 |
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2 波動 |
5 |
2-1 直線上を伝わる波 |
5 |
2-2 平面・空間を伝わる波 |
5 |
2-3 光波 |
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波の波長、振動数、速さを理解できる。また、波の重ね合わせの原理、定常波について説明できる。 |
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さらに、波(光)の反射、屈折、回折、干渉について説明できる。 |
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3 電磁気 |
7 |
3-1 静電界 |
7 |
3-2 電流と磁界 |
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静電誘導、クーロンの法則、電界、電位差の説明ができる。また、電流がまわりに作る磁界、電流が磁 |
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界から受ける力、ローレンツ力が理解できる。 |
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4 前期量子論 |
8 |
4-1 電子と光 |
7 |
4-2 原子と原子核 |
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光や電子の粒子性と波動性について理解できる。また、原子・原子核の構造や放射線について |
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説明できる。 |
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教科書 |
小暮陽三(編):高専の物理(第5版)、森北出版 ネオパル物理Ⅰ+Ⅱ、第一学習社
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補助教科書 |
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履修上の注意 |
実験レポートや課題を必ず締め切りまでに提出すること。 授業の欠課数が1/3以上でD評価となる。
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評価基準 |
試験と実験レポート、課題により、物理学の基本である電磁気、熱力学、波動、前期量子論の4分野について理解していることを基準とする。
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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