国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
機械の技術
Mechanical Technology
担 当 教 官 清水 黒崎 斉藤純夫 木村 福田 齊藤浩一 筒井 多羅尾 角田 堤 志村
学年、学科等 5年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
目標①主な機械の技術の形成過程(歴史)全体像を把握する。
  ②「機械工学」の基本となる主な分野(材力、機力、流力、熱力等)の起源について理解する。
  ③機械工学の歴史上著名な主な人物が、機械工学の歴史上果たした役割を理解する。
  ④様々な主要な機械の技術についての幅広い見識を深める。
カリキュラムにおける位置づけ
機械工学の学習によって多くの人名のついた原理や法則を学ぶが、いつ、誰によって、どのように生まれて、発展し
てきたか、という歴史を学ぶことにより、その発展の経緯を理解し、今後の技術開発に対する士気の高揚を図る。
また、主な機械の技術を機械工学科全教員によって、各々の立場から紹介し、新技術の開発や問題を解決方法等につい
ての見識を深める。
授業の内容 時間
( )内は担当教員 2
1. 機械と技術(清水)
  機械、技術と芸術、技術と科学、技術と工学、古代3大発明とニーダム線図について解説する。 2
2.機械の技術の歴史1(清水)
  レオナルド・ダ・ヴィンチによる機械の手稿、技術の発展と科学革命について解説する。 2
3.機械の技術の歴史2(清水)
  動力革命、水車、エンジン、江戸からくり、他を解説する。 2
4.機械工学史の概要(清水)
  運動学、動力学、機械工学の起源、電気工学、電子工学、情報工学との関連について解説する。 2
5.材料力学史(黒崎)
  材料力学の歴史について説明、ヤング係数、オイラーの座屈理論、破壊力学誕生物語について解説する。 2
6.ハイドロ開発の最新技術(斉藤純夫)
  ハイドロ開発における順解法と逆解法技術の最新手法を解説する。 2
7.伝熱技術(清水)
  熱サイフォン、密閉型2相熱サイフォン、ヒートパイプ、ドリームパイプ、断熱塗料について解説する。 2
8.航空機の先端材料技術(木村)
  チタン合金、カーボンファイバーを使った最新航空機B-787の先端材料技術について解説する。 2
9.硬さの歴史と先端技術(福田)
  硬さの歴史とナノインデンテーションを中心とした先端技術について解説する。 2
10.医療福祉分野の機械技術(齊藤浩一)
   インテリジェント義足や福祉自動車,手術支援技術などについて解説する。 2
11. 原子力と次世代エネルギーの展望(筒井)
   基幹エネルギーの仕組みと次世代に期待されるエネルギーについて解説する。 2
12.モーションシミュレーションとその応用(多羅尾)
動力学計算とモーションシミュレーション,これに基づく運動呈示の手法等について解説する. 2

(続き)
教科目名
機械の技術
Mechanical Technology
授業の内容 時間
13.微細加工とその応用(角田)
   集積回路やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)の製造技術と応用について解説する。 2
14.工作機械の先端技術(堤)
   工作機械の歴史,マシニングセンタ,ターニングセンタなどの先端技術を解説する. 2
15.強度設計とシミュレーション技術(志村)
   コンピュータを用いた機械構造物の強度設計について解説
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
なし(プリント等を配布)
補助教科書
履修上の注意
各回の内容に関連した機械工学の各教科書を事前に大まかに復習しておくこと。担当教員が講義中に時間をかけて強調するポイントになる部分をしっかり聴きとること。
評価基準
各回のレポートなど100%。総合した上で100点満点に換算する。
評価法
レポートなど100%
学習・教育目標 東京高専
D-5
JABEE
(e)