国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
文化人類学
Cultural Anthropology
担 当 教 官 今堀 恵美
学年、学科等 5年 一般教育科(人文系) 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
文化人類学とは異文化について知り、また自らの文化をも客観的な視点で問い直す学問である。授業では異文化を通
じて自分の常識を問い直すための基礎概念や手法に触れつつ、文化人類学的視点の育成を目指す。今年のテーマは文
化人類学的視座から見た科学」とする。具体的には人類学者ブルーノ・ラトゥールの『科学が作られているとき』を
分担して輪読し、発表する。
カリキュラムにおける位置づけ
本校に欠けている世界地理関連科目を学べる貴重な科目である。文化人類学の専門的知見を活用しながら、学生によ
る異文化理解に貢献できる。
授業の内容 時間
第一回 ガイダンスと発表箇所決定 2
第二回 文化人類学とは何か 2
第三・四回 文化人類学の方法論1.2 4
第五回 「もの」とわざの人類学 2
第六回 「科学」という知識と社会の関係 2
第七回  ブルーノ・ラトゥールと 2
『科学がつくられているとき』のもつ意味
第八回~第一五回 「科学がつくられているとき」の第一部までを発表 16
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
ブルーノ・ラトゥール『科学が作られているとき――人類学的考察』、川崎勝・高田紀代志(訳)、産業図書、1999年
補助教科書
特に指定しない。
履修上の注意
今年度は、昨年以上に高度な翻訳文献を教科書として使用するため、議論に参加するには各自の予習復習が必須となる。発表担当箇所以外でも自ら文献を繙読でき、幅広い視野から議論に参加できることを目指す。
評価基準
成績評価は通常授業への貢献度で決定する。試験及びレポートは実施しない。
評価法
授業への参加度と発表
学習・教育目標 東京高専
JABEE