国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
化学特論
Advanced Chemistry
担 当 教 官 中川 修
学年、学科等 1年 専攻科一般・共通 通常講義
単位数 期間 選択 2 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 化学の基本となる考え方を中心に、大学教養レベルの知識を身につけることを目標とする。周期表、化学結合、化
反応量論(モル計算)などなじみのある話題から始め、反応速度論、化学平衡、有機化学ついても概説する。
カリキュラムにおける位置づけ
 本講義は主として、本科3年生以降に化学を学んでいない学生に大学教養レベルの化学を理解させるために配置さ
れている。本科で履修した高校生レベルの「化学Ⅰ」「化学Ⅱ」と学習範囲は重複するが、より難易度の高い講義に
っている。
授業の内容 時間
1.周期表 3
 周期表について学習し、電子配置との関連について理解する。
2.化学結合 2
 種々の化学結合について学習する。
3.化学反応式 2
 酸塩基反応、酸化還元反応など重要な化学反応について学ぶ。
4.化学量論 2
 化学反応式と反応物・生成物の量関係について学ぶ。
5.反応熱 2
 化学反応におけるエネルギー変化について学習する。
6.気体について 2
 気体の基本的な物理的性質について学ぶ。
後期中間試験 1
●中間試験の解説と復習 1
7.溶液について 2
 溶液の性質およびそれに適用される単位について学ぶ。
8.酸・塩基および塩 2
 酸、塩基および塩の性質、中和滴定を学ぶ。
9.化学反応速度論と化学平衡 4
 化学反応速度論を理解する。また、反応物が化合して生成物を与える過程を考察し、それらの間に存在す
化学平衡を学ぶ。 4
10.有機化学
 代表的な有機化合物について、構造、性質、反応性について学ぶ。 2
●まとめと復習
学年末試験 1
   
   
   
教科書
化学−基本の考え方を中心に(東京化学同人)
補助教科書
なし
履修上の注意
 
評価基準
 大学教養課程向けである使用教科書の内容について試験および課題を行い、化学の基本知識の習得度を評価する。60点以上を合格とする
評価法
定期試験80%,レポートなど20%
学習・教育目標 東京高専
C-4
JABEE
(c)(d)