国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
生物学
担 当 教 官 伊藤篤子
学年、学科等 2年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
「生物」は普遍性と多様性の2つの側面をもつ。生物の基本構成単位は細胞であるし、世代を継続し、反応し、生成
している。これらは「生物の4つの定義」であるが、年間を通して常にこの定義を念頭に置き、各々の単元を断片化
することなく生物の「普遍性」の理解を目指す。
「生物」は一つとして全く同一のものがない。遺伝的に全く同一といえる生物は存在するが、個体ごとになんらかの
異なる表現を示す。個体差・種間差などに触れることで生物の「多様性」に触れる。
カリキュラムにおける位置づけ
3年からの生物化学、4年の化学工学/生物化学実験、微生物学、分子生物学の基礎になる科目である。
授業の内容 時間
授業ガイダンス。生物の定義 2
細胞の働きと構造Ⅰ 2
細胞の働きと構造Ⅱ 2
細胞の働きと構造Ⅲ 2
細胞の増え方Ⅰ 2
細胞の増え方Ⅱ、細胞と生物の体 2
細胞と生物の体 2
生物の定義の一つ「基本単位は細胞」に基づいて、細胞の機能や働きを理解すること。
前期中間試験 1
細胞の増え方Ⅲと生殖の方法Ⅰ 2
生殖の方法Ⅱと発生(動物) 2
発生とそのしくみ 2
発生のしくみ 2
植物の生殖と発生 2
遺伝の法則Ⅰ 2
遺伝の法則Ⅱ 2
同じ一つの細胞から異なる生き物が形成される「発生」の仕組みと多様性を理解する。また、生物の定義の
一つ「自己を複製する」に相当する遺伝の法則を学ぶ。
前期末試験 1
遺伝子と染色体Ⅰ 2
遺伝子と染色体Ⅱ 2
遺伝子の本体Ⅰ 2
遺伝子の本体Ⅱ 2
遺伝子の本体Ⅲ 2
環境と植物の生活刺激の受容 2
光合成情報の伝達 2
環境と植物の反応
遺伝ではなく「遺伝子」についてよく理解すること。分子生物学・生化学など応用分野の基礎となる概念で
ある。加えて植物の「反応」と「生成」について学ぶ。
後期中間試験 1
刺激と動物の反応Ⅰ 2
刺激と動物の反応Ⅱ 2

(続き)
教科目名
生物学
授業の内容 時間
刺激と動物の反応Ⅲ 2
内部環境と恒常性Ⅰ 2
内部環境と恒常性Ⅱ 2
内部環境と恒常性Ⅲ動植物の行動と反応 2
2
期末テスト:動物の「反応」と「生成」について理解すること。
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
生物I(東京書籍)
補助教科書
ダイナミックワイド図説生物(東京書籍)
履修上の注意
定期テストのほかに授業中に必ず作業を行い、なんらかの提出を求める。評価の4分の1にこの授業内提出物の点数が加算されるので注意すること。
評価基準
ヒトを中心として、生物個体の存続維持のメカニズムについて理解し、これらの知識の総合的な関連性を考えることが出来るようになったかどうか定期試験により評価する。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-4,C-6
JABEE
(c)(d)