国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
倫理思想
Ethics
担 当 教 官 川北 晃司
学年、学科等 1年 一般科目(人文系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
倫理に関係する考え(哲学・思想)にはどのようなものがあるかを知り、学んだ知識をこれからの自分と社会に生か
せられるようにする。また、学生自身が現代社会の倫理的問題を取りあげ、それの原因と背景、対処法について、あ
るいは、任意の思想や思想家について、夏休みを利用して調べて発表し、それについて皆で議論しながら学ぶ。ビデ
オ教材も適宜使用する。  
カリキュラムにおける位置づけ
社会科の授業として1年次に配当され、4年次必修の「工学倫理」を先取りするとともに、人文社会的教養を広く学
ぶ。
授業の内容 時間
ガイダンス 2
1.青年期の課題と自己形成 12
倫理とは
友情とは
若さとは
自立とは
大人とは
2.思想の源流から学ぶ 14
ソクラテスとプラトンの理想論
アリストテレスの中庸論
ベーコンのイドラ論
ホッブズの社会契約論
カントの人格論
ヘーゲルの共同体論
ミルの功利論
マルクスの社会主義論
ロールズの正義論など
前期末試験 1
3.課題調査発表と討論 14
<参考>
昨年の学生発表テーマ例
(人物例):
アダム・スミス、福澤諭吉、夏目漱石、ガンディー、ダーウィン、パスカル、ガリレイ、イエス、ダ・ヴィ
ンチ、シュヴァイツアー、マザー・テレサ、チャップリン、ニュートン、等々
(事項例):
ユダヤ教、地球温暖化、仏教の教え、兵器、自然に帰れ、エジプト神話、脳死と臓器移植、遺伝仕組み換
え、クローン技術、NEET、自己決定、恋愛、地球汚染、格差社会、嘘、少子高齢化、死刑、劣等感、コンピ
ュータ犯罪、アルマゲドン、孟子・荀子、ルネサンス、太平洋戦争、情報倫理、自由、大量破壊兵器、孤
独、経験論、環境倫理、ピーターパン・シンドローム、地球温暖化、独裁者の思想、ユニセフ、プライバシ
ー、戦争、空の思想、人種差別主義、陰陽五行、懐疑主義、ハラスメント、リサイクル、イスラム教、カー
スト、キリスト教、平和な世界に向けて、クラシック音楽と倫理、武士道、サイバー犯罪、等々

(続き)
教科目名
倫理思想
Ethics
授業の内容 時間
後期中間試験 1
4.国際社会に生きる日本人としての自覚 15
日本・東洋の倫理思想
フェアプレー、その他
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
「高等学校 改訂版 倫理」(第一学習社)
補助教科書
履修上の注意
ノートを必ず取るように。あとで点検します。授業で配られる物(プリント)をなくさないように。
評価基準
授業で紹介したキーワードに関する知識を習得していること、それらを用いて自分の考えを適切に言語化できること、人の話を注意して聴けること
評価法
定期試験50%,提出物40%,発表10%
学習・教育目標 東京高専
D-2,D-3
JABEE
(g)(h)