国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
異文化理解
担 当 教 官 吉田 さち,舩戸美智子
学年、学科等 3年 一般科目(人文系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
・留学生と日本出身の学生が混在したクラスで,異なる文化的背景を持つ者同士が出会う際に,どうすれば円滑なコ
ミュニケーションができるのかについてともに考えることで,相互理解を深め,グローバルなコミュニケーション能
力を身につける。
・文化の多様性についての理解を深め,多角的な観点から物事を考える視野や態度を養う。
カリキュラムにおける位置づけ
 グローバル化された企業で活躍するために,異文化接触で生じる様々な課題について体系的に学び,グローバルな
コミュニケーション能力を高めることを目指す。
授業の内容 時間
1.異文化コミュニケーション  30
 留学生と日本出身の学生を対象とした授業である。異文化コミュニケーションに関する基本的な概念につ
いて学ぶ。そのうえで,異文化接触をする際に起こった事例について皆で考え,意見交換をする。次のよう
なテーマについて学習する。
・文化とは何か
・コミュニケーションとは何か
・言語コミュニケーション,非言語コミュニケーション
・異文化との接触
・イメージとステレオタイプ
・時間・空間の感覚
・誤解を生みだすメカニズム
・価値観の相違
・国際交渉,国際協力
・メディアと文化
※国際協力に関してはゲストスピーカーの講演を予定している。
2.日本事情   30
 留学生を対象とした授業である。日本の社会,文化,生活,ものの考え方などについて出身地の事情と比
較しながら学び,理解を深める。次のようなテーマについて学習する。
・日本社会のしくみと問題(教育,政治,経済など)
・年中行事,風習
・伝統芸術
・映画で見る日本
・気になる日本語(若者言葉,流行語,方言)
・母語の考察
・メール,手紙の書き方
   
教科書
プリントを配布
補助教科書
『異文化コミュニケーションワークブック』など、授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
前期の授業は,留学生と日本出身の学生を対象とし,主に異文化コミュニケーションの概念を学び,異文化接触で起こる問題についてともに考える。フィールドトリップも取り入れる予定である。
後期の授業は,留学生を対象とし,主に日本事情について,出身地の事情とも比較しながら学習する。
評価基準
 文化についての多角的な視野を身につけたかどうかを授業中の発表と学期末レポートにより評価する。主体的かつ積極的な授業参加を期待する。
評価法
発表30%,レポートなど70%
学習・教育目標 東京高専
JABEE