国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
研究開発の歴史
 
担 当 教 官 河村 豊
学年、学科等 4年 一般科目(人文系) 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
人文ゼミⅠとして,昨年度より「研究開発の歴史」(The History of Research and Development)を扱っている.本ゼ
ミのテーマでは,現代の科学技術の特徴を分析するキーワドとして「研究開発」取り上げ,受講者が関連するテーマを
調査,分析,発表することを課題に置く(発表形式)ものである.このテーマをに必要なことは,調査目的の設定,資
料調査法,発表方法などを事例紹介を通して学習してもらう(講義形式).
カリキュラムにおける位置づけ
本校社会系科目の中で,「より深い教養のために」設置された人文ゼミとして設置された科目群の1つである.講義
形式とゼミ形式(学生が調査して発表,討論を行う形式)の両方を交えて行うことで,受講生が主体的に問題関心を
発展させることをめざしている.
授業の内容 時間
<スケジュール> 10
  (1)  テーマ選定の説明
  (2) 研究開発の歴史 1
  (3) 研究開発の歴史 2
  (4) 研究開発の歴史 3
  (5) 研究開発の歴史 4 10
  (6)   テーマ予備調査報告
  (7) 調査相談(面談1)
  (8) 調査相談(面談2)
  (9) 研究開発の歴史 5
  (10)  中間報告 9.5
  (11) 研究開発の歴史 6
  (12) 研究開発の歴史 7
  (13) 研究開発の歴史 8
  (14)  最終報告1
  (15)  最終報告2
<発表部門の内容>
  (1)20世紀以降の科学技術の開発過程について,具体的に調べる.
  (2)興味の持てるテーマを選ぶ.
     事例A:個別技術の開発史 例)航空機や自動車などの交通技術の開発,各種家電製品の開発
         有線や無線などの通信関連技術の開発,新素材などの合成物質の開発,軍事技術の開発
事例B:八王子市周辺に関わる研究開発の歴史
        「織物産業」「地域企業の歴史」「多摩地域の研究所の歴史」
         → このテーマであれば,「八王子未来学」の予算で調査費が出る(要相談).
     事例C:世界の科学技術政策を考える.
         「科学技術デイリーウォッチャー」を主たる資料とした各国分析
         資料 http://crds.jst.go.jp/wacher
 (3)発表は中間発表1回,本発表1回
     個別相談をします.
 (4)提出資料は,発表用パワーポイント資料と報告論文(2000字程度)
<講義部門の内容(予定)>
  現代の科学技術を特徴づける「研究開発」事例として,以下のような事例を扱う.
  A.研究開発論概要     現代の研究開発問題とは?
  B.技術更新論と転用論   開発と普及の違いは? 産業電化の意義はどこにあるか.
  D.国際競争と技術開発競争 無線通信はどのように普及した? 巨大無線局開発競争の実態
<この教科の目標>   
  講義では,以下のような点が理解できることを目標としている.

(続き)
教科目名
研究開発の歴史
 
授業の内容 時間
   (1)研究開発に関わる事例を学習することで,歴史調査の意義を理解する.
   (2)映像資料,文献資料などを調べ,分析することにより,調査方法を身につける.
   (3)調査結果を整理,報告することにより,プレゼンテーション能力を高める.
学年末試験 0.5
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
必要に応じて,プリントを配布する.
補助教科書
講義中に紹介する.
履修上の注意
自分で調査を実施することが必要となる.
評価基準
選択したテーマの調査,分析,報告の内容を評価する.講義形式で扱ったテーマについても,調査,分析の中に反映させることができているかも評価する
評価法
発表30%,レポートなど40%,定期試験30%
学習・教育目標 東京高専
JABEE