国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
日本語表現
 
担 当 教 官 吉田 さち,舩戸美智子
学年、学科等 4年 一般科目(人文系) 通常講義
単位数 期間 選択 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
・編入・就職試験対策もかねて、社会人としての実用的な文章の書き方を実践的に習得する。
・ことばについて分析的に捉える経験をし、それを自己の表現の中に活かせるようにする。
・専門以外の学習を通して、多角的な観点から物事を考える視野や態度を養う。
カリキュラムにおける位置づけ
 日本語による表現技術の向上を実践的に図る中で、日本語によるコミュニケーション力の基礎力を身につける。
授業の内容 時間
1.実用的な文章表現     10
 社会人になっても役立つような実用的な文章の書き方を学ぶ。文章作成についての基礎的なポイントを踏
まえたうえで,実際に,自己紹介文,エントリーシート,手紙文などを作成する。お互いの文章を検討し合
い,TPOに応じた適切な文章の書き方を学ぶ。
2.ことばの多様性
 ことばには,場面や話す人によって,さまざまなバリエーションが見られる。私たちの身近にあることば 10
の現象を客観的に観察し,ことばの多様性についての理解を深める。
・場面とことば(場面の改まり度,メディアとことば)
・属性とことば(集団語,若者語,中間言語)
・ことばの使い分け(方言と共通語の使い分け,日本語と他言語の使い分け)
3.話しことばのルールを探る 10
 書きことばにルールがあるように,話しことばにもルールは存在する。会話は特定のルールにのっとって
進んでおり、あえてルールを破ることで会話を豊かにすることもある。授業では,私たちが何気なく使って
いる話しことばを内省しながら,話しことばの構造や規則性への理解を深める。また,実際の会話の録音を
聞いて,会話のなかでルールがどのように適用されているかを分析する。
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
プリントを配布
補助教科書
『日本語表現法』三省堂など、授業内で適宜紹介する。
履修上の注意
添削用の赤ペンと国語辞典を持参することが望ましい。
評価基準
論理的かつ説得力のある文章が書け、ことばのしくみや慣習の概要が理解されたかどうかをレポートにより評価する。
評価法
提出物100%
学習・教育目標 東京高専
JABEE