| 授業の目標と概要 |
| 機械を実際に制御する際には,必要となる物理量を適切に計測し,ここで得られたデータを制御に利用できるように |
| 処理し,さらにこれを評価して制御に効果的に反映させる一連のシステムを構築することが必須となる.これを踏ま |
| え,本科目では,機械の制御を目的とした計測という観点で計測制御に注目し,制御システムの構築方法,測定値の |
| 取り扱い,センシング技術,信号の計測,信号の処理等の基本的知識を身につけることを目標とする. |
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| カリキュラムにおける位置づけ |
| 計測工学,制御工学,ロボット機構,応用メカトロニクス,メカトロニクス,システム制御,センサー工学,ロボテ |
| ィクス,メカトロニクス特論等に関連した内容を取り扱う. |
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| 1.制御システム |
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| サーボ機構の概要 |
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| フィードバック制御と計測との関係 |
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| 2.コントローラ,周辺回路 |
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| マイクロコントローラおよびソフトウェア開発概要 |
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| アナログ回路の基本要素 |
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| ディジタル回路の基本要素 |
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| 3.計測の基本 |
3 |
| 物理量の単位 |
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| 測定値の誤差,精度,統計的処理 |
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| 4.センシング技術 |
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| 代表的なセンサと物理量の計測原理の概要 |
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| 5.アナログ信号処理 |
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| 増幅回路,フィルタ回路 |
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| 6.ディジタル信号処理 |
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| サンプリング |
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| 信号の雑音除去 |
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| 時間領域と周波数領域との対応関係 |
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| 7.ロボットへの応用 |
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| いくつかのロボットの実例 |
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| 各種センサによる計測と,計測データの処理,およびロボットの制御 |
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| 教科書 |
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西原・山藤,計測システム工学の基礎 第2版,森北出版
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| 補助教科書 |
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| 履修上の注意 |
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数学,物理,計測工学,制御工学,電気・電子工学,およびプログラミングの基本的な知識が必要となる. ※平成20年度入学者対象の科目である.
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| 評価基準 |
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制御システムにおける計測の位置づけ,これを踏まえたシステムの構成,計測技術,および信号処理等に関する基本事項の理解の程度を試験によって評価する.
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| 評価法 |
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| 学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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