国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
材料力学及び演習
 
担 当 教 官 黒﨑 茂、北山 光也
学年、学科等 4年 機械工学科 通常講義
単位数 期間 必修 3 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
前期において材料力学の基礎が理解できるよう主眼をおいている。
(1)応力の定義を理解する。(2)各種はりの曲げモーメント曲げ応力の理解
(3)静定はりのたわみの求め方を理解する。
後期は発展させたねじり、ひずみエネルギ、組合わせ応力を扱う。演習も多く問題を解き、力をつける。
カリキュラムにおける位置づけ
機械工学科の3本柱(①機械の力学系科目、②ものづくり工学系、③メカトロ制御系)のうち、①の力学系の一つで
ある。重要な科目であり機械工学エンジニアとしては、必ず取得する必要がある。
授業の内容 時間
1.材料力学の基礎 6
  ①材料力学とは、SI単位系
  ②応力とひずみ、フックの法則
  ③材料の機械的性質、許容応力と安全率
2.引張・圧縮問題 8
  ①引張・圧縮問題(静定)
  ②引張・圧縮問題(不静定)
  ③物体力問題
  ④初期応力問題
前期中間試験 1
3.はりの曲げ応力 8
  ①はりの種類とはりの支持条件
  ②曲げモーメント図とせん断力図
  ③はりの断面2次モーメント
  ④はりの曲げ応力
4.はりのたわみ(静定はり) 6
  ①はりのたわみの微分方程式
  ②積分法によるはりのたわみの導出
  ③各種はりのたわみ
前期末試験 1
1.円形断面軸のねじり 6
  ①中実
  ②中空断面軸のねじり
  ③伝動軸のねじり
2.ひずみエネルギ 4
  ①棒、はり、軸のひずみエネルギ
  ②カスティリアノの定理
3.組合せ応力 4
  ①主応力
  ②モールの応力円

(続き)
教科目名
材料力学及び演習
 
授業の内容 時間
後期中間試験 1
4.複雑なはりの問題 6
  ①積分法による不静定はりの解法
  ②重ね合せ法、エネルギ法による不静定はりの解法
  ③連続はり
5.柱の圧縮 4
  ①偏心荷重を受ける短柱
  ②オイラーの座屈荷重
6.応力集中 4
  ①応力集中係数
  ②破壊力学概説
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
材料力学入門、深澤泰晴、山田伸志、黒崎茂 他
補助教科書
プリント
履修上の注意
物理の力学、数学の微分積分の基礎知識を理解し、復習しておくこと。電卓を持参すること。
学修単位科目として、講義毎に、自学自習用の演習問題を与える。これに積極的に取り組むことが要求される。
評価基準
材料力学の基礎的問題の理解度を定期試験及び演習で評価する。4回の定期試験で、各試験とも合格点(60点)以上をとらないと不合格とする。自学自習に相当する演習の未提出が3分の1を超える場合は低点となる。
評価法
定期試験80%,演習20%
学習・教育目標 東京高専
C-6
JABEE
(d)