国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
環境科学
 
担 当 教 官 工藤 節子、Martin Hooper、濱本 修、秦 浩司、押尾敏夫
学年、学科等 4年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
 20世紀の繁栄の裏で、我国のみならず、地球の自然環境は好ましくない方向に向かいつつある。この様な問題に対
処し解決を図るため、まず正しい知識(現状認識)と理解(有効な解決策の選別能力)をもち、新しい環境倫理を身
につけることを目標とする。なぜ環境問題が生じてきたのか、日本・世界(地球)環境と取り組みの現状を正しく理
解し、環境を守る正しい生き方について学ぶ。
カリキュラムにおける位置づけ
 本授業科目は環境に関する基礎科目として位置づけられ、より高度な環境工学(5年前期)が開設されている。
授業の内容 時間
1.序論
  環境問題とは何か              環境、環境問題 2
               
  人間の活動と環境              豊かな生活がもたらすのは何か 2
              
  環境汚染物質と人工有害物質         原因と対策 2
2.わが国の環境
                 
  水の環境                  水質汚染物質の種類と影響、水質汚染状況、 4
                        環境基準、水質汚染防止
  大気の環境                 大気の成り立ち、大気汚染状況、環境基準、 4
                        浮遊粒子状物質(SPM)、大気汚染防止
                        
後期中間試験 1
  土壌の環境                  土壌汚染状況と対策、法的背景     2
  
3.環境化学に関与する物質移動論        膜、リアクターによる微生物(酵素)反応 2
4.地球の環境
  資源、エネルギーと環境           日本と世界のエネルギー事情、日本の資源リサイクル 2
                        再生可能エネルギー
  地球温暖化                 温室効果ガスの種類と影響、温暖化メカニズム、
                        発生抑制、法規制の動向、新しい省エネルギー技術 4
  
  酸性雨,オゾン層の保護,森林の保護     酸性雨の発生、オゾン層破壊、世界の森林ほか 2
  その他の地球環境問題            砂漠化、野生生物の種の減少、海洋汚染など 1
5.21世紀の環境を守るために
  環境を守る正しい生き方           新しい価値観、ライフスタイルの転換 1

(続き)
教科目名
環境科学
 
授業の内容 時間
                        
  
学年末試験 1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
書名:地球の環境と化学物質 著者:安原昭夫・小田淳子 発行所:三協出版社 
補助教科書
書名:環境科学要論 著者:世良 力 発行所:東京化学同人、(配布プリント)
履修上の注意
専用ノートを準備する。身近な生活環境や世界の環境問題に関心をもちながら学ぶことが望まれる。
評価基準
環境全般にわたって基礎知識を身につけ、21世紀に我々が何をなすべきか明確な意識をもてるようになること。総合して60点以上とること(定期試験は教科書レベル)。
評価法
定期試験70%,レポートなど30%
学習・教育目標 東京高専
A-1,C-4
JABEE
(a)(b)(c)(d)