国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
物理化学Ⅱ
 
担 当 教 官 阿久沢 昇
学年、学科等 4年 物質工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 前期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
反応速度論の基礎を習得する。また、熱力学の基本法則を状態変化を伴うさまざまな系へ応用し、物理的・化学的変
化を定量的に理解する。金属の酸化反応を例として熱力学データから平衡を予測し、熱力学の有用性を理解する。
カリキュラムにおける位置づけ
数学の基礎、化学、無機化学、有機化学、物理化学Ⅰ、分析化学、量子論といった化学系基礎科目を主に習得してい
ること。化学工学や材料工学などをはじめとするさまざまな科目を学習する際に基礎となる考え方を習得する。
授業の内容 時間
反応速度 6
   速度式、反応の次数、温度依存性、触媒、まとめと演習
状態変化に伴うエネルギー(熱化学) 8
   熱力学第1法則、転移のエンタルピー、燃焼エンタルピー、生成エンタルピー、反応エンタルピー、
   まとめと演習
   
前期中間試験 1
自然に起こる変化の方向(熱力学第2法則) 8
   エネルギーの広がり、エントロピー、第2法則、ギブズ関数、化学平衡、まとめと演習
T−ΔG状態図(エリンガム線図) 6
   金属の酸化反応とT−ΔG状態図、雰囲気の調節、酸素センサー
前期末試験 1
   
   
   
   
   

(続き)
教科目名
物理化学Ⅱ
 
教科書
プリント
補助教科書
アトキンス「物理化学の基礎」 東京科学同人
履修上の注意
授業の前にプリントをよく読んでおくこと。課題は指定された日時までに提出すること。電卓は常に準備しておくこと。
評価基準
配布プリントレベルの試験及び課題で60点以上とること。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-4,C-6
JABEE
(c)(d)