国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
コンピュータ工学
 
担 当 教 官 青木 宏之
学年、学科等 3年 電子工学科 通常講義
単位数 期間 必修 1 単位 後期 週2時間 (合計 30 時間)
授業の目標と概要
本科目は,既に履修した「デジタル回路」の内容を更に深めて,2進数や16進数による加算減算の考え方,ブール
代数を活用したデジタル回路の設計手法や代表的なデジタル回路について学ぶ。そして教科のまとめとしてPIC
マイコンの導入を行う。本授業ではカウンタ回路,加減算回路,PICマイコン回路の製作演習も合わせて行う。
カリキュラムにおける位置づけ
本科目を学ぶにはデジタル回路を修得している事が必要である。本科目は4年生の「プロジェクト演習」につながる
科目である。
授業の内容 時間
1.電子オルガン製作演習 6
  カウンタ回路を用いて,二人が一組となりひとつのキーに対応する音の生成を行う。
  クラス全員で協力しておよそ2オクターブをカバーする電子オルガンを構成する。
2.2進数と16進数による数の表現,加算減算の考え方 4
3.ブール代数を活用した論理回路の設計手法 6
   主加法標準形について
   主乗法標準形について
   カルノー図による論理回路の簡単化
4
4.代表的なデジタル回路
   カウンタ回路,シフトレジスタ,デコーダ,エンコーダ等
5.加減算回路の製作演習 6
6.PICマイコン入門 4
   
   
   
   
   
   
   
   
   
教科書
デジタル回路(コロナ社),電子工学科3年生用実験テキスト
補助教科書
履修上の注意
デジタル回路を修得していること。
評価基準
デジタル回路の基礎的な理論(2進数,16進数,ブール代数等)を理解していること。回路の製作ができ確実に動作させることができること。
評価法
定期試験40%,小テスト35%,回路製作演習25%
学習・教育目標 東京高専
C-2,C-6
JABEE
(d)(h)