授業の目標と概要 |
基礎的な電気回路の修得を目指して、交流を中心に共振回路、交流電力、相互誘導について、演習を交えて学習す |
る。また一般的な回路に関する諸定理など電気回路Ⅰの内容を含む総合的な学習を行う。 |
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カリキュラムにおける位置づけ |
電気回路Ⅰに続いて、交流回路の基礎を学ぶ。これは電子回路、回路網理論、伝送回路など電気回路の基礎となる。 |
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「ベクトル軌跡」 |
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電圧、電流、インピーダンス、アドミタンスなどはベクトルで表わされる。電圧、電流などのベクトルを |
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表わす関係式の中の一つの要素を変化させることによって、ベクトルの先端が描くベクトル軌跡について学 |
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ぶ。 |
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8 |
「共振回路」 |
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共振現象は、周波数選択や発信・増幅作用とも関連し、フィルタや各種測定系に広く利用されている。こ |
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のため直列共振、並列共振、共振の鋭さなどについて学ぶ。 |
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「交流電力」 |
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交流電力の表現について、皮相電力、有効電力、無効電力、力率とその計算方法について学ぶ。さらに最 |
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大供給電力の法則と整合について学ぶ。 |
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「相互誘導」 |
7 |
相互誘導回路は、2つのコイルがお互いに磁束を介して結合されている。このような相互誘導回路の取り |
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扱い、計算方法について学ぶ。また交流ブリッジ回路について学ぶ。 |
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教科書 |
「テキストブック電気回路」(本田徳正著 日本理工出版会)
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補助教科書 |
「わかる電気回路基礎演習」(光井・伊藤・海老原共著 日新出版)
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履修上の注意 |
演習を中心に交流回路の総合的な学習をするので、電気回路Ⅰをよく理解しておくこと。また数学的背景として、複素数、三角関数、行列の取り扱いを復習しておくこと。
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評価基準 |
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評価法 |
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学習・教育目標 |
東京高専 |
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JABEE |
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