国立東京工業高等専門学校 シラバス 国立東京工業高等専門学校トップページへ戻る シラバス 閲覧戻る
教科目名
解析学Ⅱ
 
担 当 教 官 佐藤義隆 市川裕子 芹沢義行
学年、学科等 3年 一般科目(自然系) 通常講義
単位数 期間 必修 2 単位 通期 週2時間 (合計 60 時間)
授業の目標と概要
微分積分の基本定理、定積分の置換積分法・部分積分法、工学基礎である広義の積分、平面図形の面積・立体と回転
体の体積・曲線の長さの求め方、重心と平均値の計算法、定積分の数値計算法を理解し基本的な計算ができるように
なる。基本的な微分方程式である変数分離形、同次形、1階線形、2階線形微分方程式、定数係数2階線形微分方程
式の解法を理解し、これらを用いた基本的な計算や応用問題ができるようになる。
カリキュラムにおける位置づけ
微分積分学Ⅰ・Ⅱ、線形代数学Ⅰ・Ⅱに続く。解析学Ⅰに関連。
授業の内容 時間
(1)微分積分学の基本定理   (2)定積分の置換積分法 3
(3)定積分の部分積分法     (4)広義の積分 3
(5−1)平面図形の面積(その1) 2
基本定理により、微分と積分の関係を理解する。置換積分法、部分積分法によりいろいろな定積分の計算を 3
することができる。広義の積分の考え方を理解し、基本的な広義積分が計算できる。定積分を用いて、曲線 3
で囲まれた図形の面積が計算できる。
前期中間試験 1
(5−2)平面図形の面積(その2) 2
(6)立体と回転体の体積  (7)曲線の長さ 6
(8)重心と平均値     (9)数値積分法 2
定積分を用いて平面図形の面積を求めることができる。定積分を用いて立体や回転体の体積が計算できる。 2
曲線の長さの定義を理解し、定積分を用いて曲線の長さを計算できる。曲線で囲まれた図形の重心を定積分 2
を用いて計算できる。区間における関数の平均値の図形的な意味を理解し、定積分により平均値を求めるこ
とができる。区分求積法を用いた数値積分法を理解し、定積分の近似値を計算できる。
前期末試験 1
(10)微分方程式の意味と解の意味 5
(11)変数分離形微分方程式 5
(12)同次形微分方程式 4
微分方程式の物理的な意味が理解できる。簡単な現象を微分方程式を用いて記述できる。変数分離形微分方
程式の物理的な意味を理解し、解法することができる。同次形微分方程式の物理的な意味を理解し、解法す
ることができる。
後期中間試験 1
(13)1階線形微分方程式 5
(14)2階線形微分方程式 4
(15)定数係数2階線形微分方程式 5
1階線形微分方程式の物理的な意味を理解し、解くことができる。2階線形微分方程式の物理的な意味を理
解し、解くことができる。定数係数2階微分方程式の物理的な意味を理解し、解くことができる。
学年末試験 1
   
教科書
「微分積分」矢野健太郎、石原繁(裳華房)
補助教科書
「高専の数学3」問題集 田代嘉宏ほか(森北出版)
履修上の注意
代数Ⅰ、代数Ⅱ、幾何、微分積分学Ⅰ、微分積分学Ⅱを十分復習しておくこと。
評価基準
各項目を理解し、教科書の問程度の問題が解ける。
評価法
定期試験75%,レポートなど25%
学習・教育目標 東京高専
C-1
JABEE
(c)